titre du non

2009年06月21日(日) 羽が生えた日

手ひどい仕返しをされた。
朝7時に帰ってきた旦那は、正直にすべてを話した。

特に怒ったり泣いたり責めるようなきもちにはなれなかった。
それは私があのときそうしたのと同じ理由で、支えが必要だったのだと、確信があったから。
私も彼も必ず帰るところはこの家なんだ。

お互い全くもって人間ができてない2人だから、
求めて奪われて与えて裏切られたりしながら、核を育ててゆくしかないんだな。
こんなに傷つけ合いながらでないと進めないとは、なんと不器用なのかって、
滑稽ですらあるけど。
でもちっとも荒んだきもちでなく、こういうのも変だけど、納得できた出来事でしたよ。
正直自分だけで罪を抱えているには重過ぎたというのもあり。
まあそんな調子良く相殺にはなんないわけですけど、ずいぶん軽くなりました。
さすがにお互い『次やったらリストラ』なきもちではありますが。
仮面夫婦なんて、そんな酔狂なこともできまい…。

しかし、こんな大人にはなりたくないと叫び続けた大人の類いに見事になったよな…。
なることが分かってたからあんなにも叫んでいたのか?
ちがうな…ただ暗い方に引きずられる心の弱い人間のままだからだな…(喧嘩上等精神もかな…)
大人なんて嫌いだよもう…。

ともあれ、水の中で頭まで浸かってもがいていたのが、地上に引き上げられた。
ゼロに戻った。
ペガサスの羽が少しまた生えたと思った。


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ミヤコ

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