2010年08月15日(日) |
終戦記念日に・・・(光ちゃんに関係ない話です) |
無知な上に、筆力もなく、恥ずかしいなと思い、9日の日記に、書こうと思って書けなかったことを書いてしまいます。
龍馬伝を見ていてたまらなくなるところ。 「日本の為に」「日本を守るために」 龍馬たちがこれを口にするとき。 このフレーズに、滅法弱い私。 耳からでも、目からでも、この言葉が頭に届くと、涙腺が緩みます。 尊い命を高い志に捧げた、幕末の若人たち。 そして、近くは(もう随分遠くなりましたが)、昭和の太平洋戦争に、 何と多くの若者たちが、国の為に同胞の為に、花の命を投げ出したことでしょうか。 国の為にとは、自分の身の回りの大切な人たちの為。子子孫孫の為と思い定めて、出征した人。 負けると分かっていても、愚かな戦争とわかっていても、止むに止まれぬ大和魂から出征していった人。 選択の余地もなく自分の意思に反して、泣く泣く行った人。 行きたくなくて、行かなかった人。 行きたくても、行けなかった人、 同じ日本人でも、環境、境遇、立場、思想が違えば、考え方もそれぞれと思います。 ただ、みんなみんな大変な思いをして辛い思いをして、無念の思いを抱えながら、その時を生きたこと、そのお蔭で今があると思うと、亡くなった方にも、生きて激動の時代を送った方々にも、感謝と敬意は忘れてはならないと思っています。
七つ釦の制服姿。戦闘機の前の飛行服姿。 写真の中の父は凛々しく若々しい。 旧制中学卒業後予科練へ。そして特攻隊へ。出撃を前にして流行性の大病を患い、生きてお国の為に働けと強制的に日本に返され、霞ヶ浦海軍病院で周りのベッドの人間が毎日入れ替わるなか、奇跡的に生き残ってしまった父。 その父から、聞かされたのは、誇り高く生きた美しい日本人の物語ばかり。 小学生の頃、日本人であることに誇りをもつようにとは言われましたが、戦争の時の苦しい話は聞いたことがありません。
亡くなってもう4年。 今、息子が言います。 おじいちゃんに、もっと生きていて欲しかった。聞きたいことがいっぱいあったのにと。 お父さん、・・・私も。 今なら、もっと良い聞き手になれると思いますから。
毎年、8月になると、いろいろな戦争番組が放送されますが、いいえ違う、何か違うと、不快に感じることが多く、見ることができませんでした。 TBSの『帰国』、これも、見ないつもりでしたけど、 なんとなくチャンネルを合わせてしまったので・・・。 印象に残ったのは、 向井理扮する日下少尉に言わせた言葉。 他にもいくつかありました・・・。 これが伝えたかったこと?ということが。 ちょっと・・・?というところも少しありましたが。 製作者の意図がどれだけの人に伝わったでしょうか?
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