犬とぶらぶら散歩をしているとき 心の内に浮かんでくる言葉は 5・7・5のリズムを持っている
...いや、正確には 浮かんでくる言葉を 5・7・5のリズムに置き換えようとしている、かも
それらを忘れないようにメモするとか きちんと俳句やら短歌の形式にまとめようとしたことはなかった
適当に歩いて帰宅すると 心に浮かんでいた言葉など霧散してしまう
詩は嫌いではないが積極的に読むほうではない ボードレールとコクトーと宮沢賢治くらいしか読んでない 俳句は嫌いではないが 一茶と山頭火の伝記を読んだ程度 和歌は嫌いではないが 万葉集や百人一首くらいしか知らない それも文学の授業で出てきたからという程度 物語は好きであるが 決まった作家の本を繰り返し読む傾向がある 新聞の文芸欄は一通り目を通す
こんな程度の素養であるから いちいち決まった形式の「作品」を作るなど面倒 ハードルが高いのである
だけど....
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