梅子の屋根裏部屋

2012年12月28日(金) 日記:○○ちゃん

父ちゃんはどこか遠くで自由にやっていると思うことにした私なんだけど、1つさみしいことがある。父ちゃんが私を呼ぶ時、時々「○○ちゃん」と呼ぶ時があって、それは名前とは何のつながりもなく、たぶんまだ幼子だった私をふざけて呼ぶための名前だったと思うのだが、私はこの呼ばれ方が大好きだった。

世界で一人だけこの名前で呼んでくれた父ちゃん。私の作るケーキが世界で一番美味しいと言ってくれた父ちゃん。たぶん、どの孫よりこんなおばさんになってしまった私を一番可愛いと思ってくれていた父ちゃん。

ほんの一月前に私の手を握って、「やさしい手」と言ってくれた父ちゃん。「○○は父ちゃんに似てるから」と言った父ちゃん。きっと似ているね、親子だものね。「ありがとう」何万回言っても足りない。

もう一度呼んで欲しい。



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