昨夜突然の電話で、友人が亡くなったことを知った。友人というのはちょっと失礼かもしれない。父ちゃんと同じ年で私の友人の中では最年長だ。とてもいい人。和裁教室で入口に一番近い席にいる私が何気なくいう「おはようございます。」をとても気に入って下さった。
お茶の時間に出たたねやのモナカを、私が「うちのドラ(娘)が好きだから持って帰ろうっと」…と言ったら、自分のを下さった。その時のいたずらっ子のような笑顔。優しい人だった。
私は何もしてあげられなかった。これからしてあげられることなんて何も無い。たまに思い出すことだけ。無力だよね。
せめて忘れないでいようと心から思う。
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