Stand by me,please my friend
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今回のツアーで一番楽しみに思っていたのが京都。 安楽寺というお寺でのライヴ。非日常感漂う場所でのライヴはどんなことになるんだろう、とすごく期待して京都へ向かった。
バスに乗って京都に着いたのが13時半。開演が15時からだから余裕だろうと思い、市バスに乗り換えのんびりと京の町を進む。ところがバスが進まない。こういうことに慣れているであろうバスの運ちゃんすらイライラを隠せないほどにバスが進まない。結局最寄りのバス停に着いたのが開演10分前。坂道ダッシュでなんとか開演に間に合って一安心。
まだ明るいうちに始まったライヴのトップは近藤さん。『沈黙の足音』でPAトラブルが発生するも、急遽別の曲をアンプラグドで切り抜けたりと、場数を踏んだ余裕を見せる近藤さんに感動する場内の人たち。 『ひとりぼっちのメロディ』は、広島で聴いたときとアレンジが変わっていた。もっとブルージーな曲だった気がしたんだけど、アルペジオでぽろぽろとギターをつま弾く感じになってた。同じ曲でもアプローチの方法で色んな表情を見せるんだねぇ。 この日は『ここから』を唄った。私、ひとり遠征のときは必ずこの曲を聴くんだよね。行きのバスで聴いてて、今日聴けたら良いな、と思ってた大好きな曲を最高のシチュエーションで聴けて嬉しかった。 カバー曲はこの場所を知るきっかけになった吉村さんの『EVERYDAY』。サビのファルセットがなんていうかエロくて良かった(笑)
お次はサダさん。3日めともなると分かる曲も増えてきた。けど、曲名がよく分からない。。 『僕と彼女とモーツァルト』と、吉田兼好にインスピレーションを受けたって言ってた曲が好きだったな。「吉田くんっていう人とのコラボ…」とか、くすっと笑っちゃうMCも楽しい。 インスト曲も心地よかったし、最後に唄ったお客さんの合いの手が印象的な曲も一体感があって楽しかった。
トリは俊太郎さん。いきなり『I just think』でびっくりするくらいの大きな歌声。いきなりテンションだだあがり!楽しい!この場所を楽しみにしてたんだろうな、というのがよく分かる。 この日は『transfer in flowing lights』の曲が多めだったかな。 俊太郎さんはスロースターターなのか、ライヴが日を追うごとに良くなっていった印象だった。『towlly』も日々馴染んでいったみたいで、それを自分の耳で確認することができたのも面白い体験だった。
それまでも心地よい瞬間はたくさんあったんだけど、なんと言ってもこの日の最高潮は俊太郎さんの『花』。 外はすっかり暗くなっていたけど、室内はやわらかい光に包まれて、その中で静かに唄われるこの曲に、ちょっと泣いた。唄い終わった後ににやっと笑った俊太郎さんの顔を見て、してやられた、とも思った(笑) 予定調和なアンコールの拍手じゃなく、本当に鳴りやまない拍手、って感じだったな。
アンコールは3人の曲をセッション。 昨日に続き、サダさんのピアノで『C-C-C』。昨日よりも精度があがっている気がする…。ま、その後俊太郎さんに交代した後のピアノの安定感ったらなかったわけだけど。 『Everyday & Every Night』。もはやセッションで定番のこの曲も、俊太郎さんのピアノが入るだけでその景色が変わる。しきりに演者が「楽しいね」って言ってたけど、演る側だけでなく、観る側もセッションって楽しいよ。 最後はサダさんの『ミュージック』。なんだかんだこのツアーで一番印象に残った曲はこの曲かもしれない。
3日間大好きな歌に触れることができてすごく楽しかった。 今年もよろしくお願いします。
カオリ
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