Stand by me,please my friend
DiaryINDEX|past|will
いつもの高速バスで大阪へ。ルクアでちょっとウインドウショッピングしてから本日の会場のある塚本へ向かった。 初めて行ったハウリンバーは、私好みのちょっといなたいバーだった。普段はあるであろうテーブルは全て片付けられ、スタンディング仕様になっていた。思いっきり座って待つつもりだったから、高いヒールで来てしまったよ…。
辺りを見回せば見知った顔がちらほら。いつの間にか知り合いも増えた。名前も知らないけれど必ず顔を合わせる男の子や、優しいお姉さんお兄さん。今日はセシルのマスター一行も来ていてにぎやか。
さて、The Everything Breaksの初ワンマンである。私自身彼らのライヴを観るのは初めてだけど、事前に音源は手に入れていたから少しは知ってる曲もある。けど、ワンマンできるのか…?というのがまず感じたこと。曲は3分以内が殆どで、音源になってるのは6曲。その後曲が増えていたとしても…と考えていたところで、SEが止んだ。
ステージらしいステージは無いので、フロアライヴのような形態。とにかく近い。フロントの近藤さんも「近っ!」と苦笑していた。
『Fury』から始まったライヴ。初っ端からハンドマイクで唄いあげる近藤さんに、バンディッツともハリスともちょっと違って聴こえる高橋さんのドラムに、恩賀さんのベースに佐山さんのギター。ラウドな音像に、これはライヴハウスで観てみたかったな、と思う。決して良くない音だったけれど、テンションだけは順調に上がっていき、音に合わせてヒールの踵を鳴らす。
弾き語りで聴いた『Fall in the starlight』に続けて鳴らされたのは、ある意味一番の古株で、過去に何度か弾き語りを聴いたことのあった『17』だった。この曲、聴き間違いじゃなきゃ歌詞に"lost in hell"とか聴こえるんだよね。したら、律儀にピールアウトを思い出してしまうんだよね。けど、このバンドは4人で、近藤さんはベースを持つことはなくて、あの三角形ではないんだな、と、懐古という意味ではなく、そんな風に感じた。 そんな思いも次の『Right Now』でふっ飛ばされた。だってこの曲馬鹿すぎるんだもん(誉めてます)。念願であった"yeah, yeah, yeah, yeah"で思いっきり腕を上げることもできた。と思ったら、後ろで姉さんににやにやと見られていた。
カバー曲も一曲ほど。このバンドでカバーするとすればこのバンドでしょ、と思っていたとおり、クラッシュ。けど、選曲が意外すぎた。『Armagideon time』て!ダブ特有の気だるくも心地よいベースのリズムに体を揺らす。ギター上手いなぁ…。
後半はフロントマンは更に自由に。どの曲だったか、いきなり視界から近藤さんが消えたと思ったら、床に寝ころんでた。更に恩賀さんのマイクまで蹴倒しそうになってて吹いた。マイクスタンドももう体をなしていなくて、ハンドマイク鷲掴みでお腹から声を張り上げて唄う近藤さんの姿にぐっときてしまった。 終盤でやった『Cracking』は音源の導入の曲だけあってお客さんの盛り上がりが半端なかったし、続く『Don't paint your picture blank,tonight』は高橋さんのドラムがかっこよすぎた。それから、この曲は唄というか、スポークンワーズのような曲で、それがどうにもピを思い出してしまっていけなかった。8年前だったか、最後に彼らのライヴを観たときのことを少し思いだした。 あっという間に本編が終わってしまい、時間を見てみたら、本当に一時間経っていない。
店のBGMを流しだしても止めないアンコールに応えて出てきた4人は、本当にアンコールを予定していなかったようで、「本当はアンコールをやらずにすぱっと終わったらかっこいいなと思って店のBGMを上げてくださいって言ったのに…」やら「何しようか…まあ、なんかやるわ」やら、軽くぼやいた後、音源になっていない『Driving in my head』を再度唄って終わった。
ライヴ後は知人たちで少し話して、ハウリンバーでオムライスを食べて退散。新幹線にこんなに余裕を持って乗ったのなんて初めてだわ…。
***
1. Fury 2. Sally’s story 3. Driving in my head 4. Fall in the starlight 5. 17 6. Right now 7. Kids meal 8. Armagideon time (※THE CLASH ) 9. Painless pain 10. Just in my place 11. Better days 12. Way out 13. Cracking 14. Don't paint your picture blank,tonight 15. Do nothing 〜 ENCORE 〜 1. Driving in my head
カオリ
|