悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」

2014年02月28日(金) 6、性の美感

美感と美意識
 文学・芸術の真・善・美。
 真なるもの・善なるものは、美しい。
 その逆説で言えば、
 美しいものは、真であり、善でなければ
 ならない。
 朔太郎は、美感について、
 それを、アルコールに、例えた。
 「香味を欠いた酒は、好まない。
 詩のにおいは、芳醇でありたい」

六、性の美感

1、ランの花のように、女の匂いのする肌が好きだ
  握りしめた手のひらのなかに、
  軟式テニスのボールのように、やわらかい、
  弾むバストが好きだ
  もりあがる乳輪とサクラ色の乳首がうつくしい

2、私のあこがれは、、私を悩ませる
  最もうつくしい造型は、女性の肉体だ
  肌の細かい質感・なめらかさ・
  肌のかがやき・肌のつや
  化粧した女の肌は、
  大理石の彫刻よりもうつくしい

3、成熟するまえの、女の肌は、私を悩ませる
  女体への深い思い入れは、美意識の現れだ
  胸や腰・ヒップ・下腹部の、やさしい曲線は、
  楕円の図形のように、うつくしい
  球形の美乳・ハート形のちいさな美尻・
  細くて長い直線の美脚
  女の体のやわらかさ、
  下腹部のゆたかさは、
  母性の現れだ

4、女の体は、成長とともに、
  うつくしく形成されてゆき、
  17の青い処女の果実は、
  甘酸っぱい青春の記憶、
  あるいは春の名残(なごり)

5、なやましい桜の匂い
  そして、加齢とともに、崩れてゆく、
  終わりのある、女の心と体
  漆黒(しっこく)の闇に、一瞬光る、
  花火のように、うつくしい

6、咲いた花のはなやかさ
  春の花ざかりの桜のように
  女はなやましい
  桜の匂いのする、女の若い体
  月の光は、白い肌を、しらじらと照らす
  春の月夜、
  咲きほこる桜は、なまめかしい
  盃のなかに浮かぶ、
  ひとひらの花びらは、うつくしい

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