2014年03月28日(金) |
2、仏教とキリスト教の本質・真善美・芸術の娯楽化 |
仏教の本質
1、仏教では、原生・永久性・安定性・静寂性の点で、 生に対する無生の優越性を、直感しています。 慈悲とは、人間の善意を救済するのが、最終目的であり、 個人を直接救うものではなく、 人類を救済するもの・すべての生物を救済するもの、 そこには、生命体の尊厳と、それに対する愛情が、隠されています。
2、仏教思想では、生に対する無生の優越性と、 それとともに、生命体への尊厳が、印されています。 それこそが、仏教的思想の根源です。
キリスト教の本質
1、キリスト教の原点は、神(同義語としての義)から、 出発しています。 「義」は、第一に人間に良心のきびしさを、要求します。 それによって、信頼(結果的に団結)を実現します。 それが、旧約聖書の世界です。
2、「信頼」に基づいて、愛は実現します。 それが、新約聖書の世界です。
3、つまり、聖書(キリスト教)は、 愛の原点は信頼(団結)にあり、 信頼(団結)の原点は、良心のきびしさにあり、 良心のきびしさの根源は、義(神)に、あることを 教えてくれます。
4、つまり、キリスト教の愛の正体は、「神の愛」なのです。
真善美
善は、真という要素と、美という形を、持つ。
真は、善という要素と、美という形を、持つ。
美は、善という要素と、真という要素を、持つ。
芸術の娯楽化
優れたものでも、重く暗く痛いものは、辛い。
軽くていたわるようなものに、救われる、いやされる。
人びとは、真摯なものより、娯楽を求める。
(人は、知らなければ、ならない。 不幸は、不幸なりの意味を、持っていることを。 幸福だけが、価値があるのでは、ないことを。)
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