2014年04月06日(日) |
2、失望の人生/精神病者になって |
一、失望の人生
溶けることのない、心理的ストレス 消すことも、忘れることもできない、心的外傷
私は忘れていない 氷の張った池に、投げ込まれたこと 夜、柿の木に、縛り付けられたこと 殴られ、蹴られ、 きいろの電球がグルグル回るのを、 苦しさのなかで、 ただ、失意の思いで、 見つめていた
そして、いまも、他人に対して、 いざ、という時に、 不安と不信を、捨てきれない
二、精神病者になって
私は、発病して、5回入院した 退院する再に、両親は、 精神病のパンフレットを貰(もらっ)た しかし二人とも、一度も読まなかった だから、私への配慮は、無(な)かった 「少しでも、おかしかったら、即入院しろ」 発病すると、私の人格が、変容して、 二人を責めるので、 それが、嫌なのだ 昔の精神病院は、恐ろしく、辛い、所だった 社会から、完全に、隔離された、所だった 「即、入院」 こんな残酷な対処法が、あっただろうか そこには、家族の愛はない 無意味な、血縁の、絆だけだ
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