一
おーい　友よ／
わたしを置き去りにして／
どこへ行った
一言も話さずに／
どこへ行った
　（わたしは／夢の中を彷徨（さまよう）っている）
　（ここは暗い）
　（ここは冷たい）

一
わたしは／亡骸（なきがら）を見た
自分の亡骸を見た

わたしは魂を失っている
わたしは心を失っている
わたしは愛を失っている

わたしは／自分のかなしい亡骸を見た

　（ここはとても暗い）
　（ここはとても冷たい）
　（ここには誰もいない）

一
孤独という名前の／一本の道
上辺のつき合い・繋がり／
そのなかに／キラリと光る［善意］を／
探そう・見つけよう

→文集「人生の時」２０１４・０１・１５
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