一 雪はあてどなく降り/真白く積もるかなしみは/ 切れ目なく積もる時間のさびしさは/ 片想いに似ている 自分の心の重たさに/自分だけが苦しんでいる
二 恋は生まれ/育つことなく消え/愛は生まれ/実ることなく終わる
三 その苦しみ程重く/その悲しみ程深いものはない
四 あなたが悲しめばよいと/別れを告げた/ 意地悪な少年の身勝手さを/許してほしい
五 君の写真は/20数年後の今も/ 私の心のなかに/飾ってある
六 はらはらと/落葉は散り/ 落ち葉はカラカラと/地を這(は)う 青春のたそがれに/明日はありやなしや
→文集「生きていることの哀感」 2014・06・13〜09・07 にほんブログ村
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