一 さあ、泣きなさい 辛かった幼年時代 苦しかった青年時代 虚しかった壮年時代
一 つめたく、さみしい、 晩年を、 誰のために、生きよう わたしに、父はいない わたしに、兄はいない 年老いた母との、互恵互助 そのほかに、連れ添いは、いない
一 母に、扶養されて、 障害者2級と、 自立支援医療受給者証を持つ タバコをやめて、7年 アルコールをやめて、5年 小使いは、3千円
一 母を、看取ったあとは、天涯孤独 一人の友もいない 精神病者の運命だ わたしにあるのは、上辺のつながりだけだ 天涯孤独 妻子がいたら わたしの夢は、叶わなかった
一 さあ、泣くのをやめて、 しっかり、生きよう 誰にも、迷惑をかけないように ユーモアを言って、笑おう わたしは、天使だと、 ちいさな声で
→文集/「生きていることの哀感」 2014・06・13〜09・27〜 にほんブログ村→ポエム→詩集
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