かたほうだけのパンプス
敦子



 こんにちは

よく晴れたので、晴れ過ぎによる気温上昇と紫外線が恐怖。

ですので、午後の終わりに買い物に出ることに。

ちょっと前まで厚着だったのがうそのような暖かさに着るもので悩む。

着るものは割愛、割愛というか、何をはぶくかのひとりミーティング。

とりあえず決めて外に行くと、向こうからそろそろ声変わりになりそうな男パフューム状態の小学生(三人組)。

高学年の小学生の歩きは、低学年と違って何かを引きずっているかのよう。

朝早かったのだろう、家を出るときには予想できなかったらしく暑苦しいダウンをピッチピチに着ていた。

落ちはじめた日を背中に受けて彼らは帰路に。

対岸側の路側帯を選びに選んだ服を着て歩く私。

最近方向性を変えた私は、とはいっても誰にも何も言わずにそういう思いを持ってで歩いているだけ。

最近は、一年前のアメリカ旅行のまとめを黙々とやっている。フェィスブックの書き込みは、アメリカの友達が多い。

所持金が少ない買い物は、決めておいたものをちゃちゃと選んで済ます。

出かけた頃より心なしか日が緩くなってきた道の向こうから、イヤだなーという印象の妙が少しこちらへ。

そいつとすれ違うことがないという計算で自宅までのコースを迷わず歩く。

が、コ―ス違いのはずの奴はすでに私の行くとこにいやがった。

奴はオレンジ色の下半身に自転車を引いて、長い紐が繋がった犬の散歩中。

奴は、下半身は目立つ若者風で上半身は古く色あせジャケットによれよれのシャツ。

ついでに奴の口元は緩く、半開きとまでは言わないが締りがわるそう。

視界に入れないように気をつけたのだが、奴が私の登場を視野に入れたことに

気づいてしまったので、こちらから「こんにちは」


2013年03月19日(火)
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