2004年07月02日(金)...揺ら揺ら
ブラインド越しの陽射しにぼんやりと室内が模られてゆくと、暗闇で蠢き犇いていた恐怖がゆっくりと溶け出すのが解る。平穏無事という安堵は、何時もの様に眠気に挿げ替えられた。強張っていた筋肉も寝返りによって徐々に解され、エアコンに手を伸ばす頃にはもう身体の半分は既に眠っている。匙を投げられる前に如何にかしなければと思うよりもずっと早くに、アラームは解除されて仕舞っていた。
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