2004年07月04日(日)...其処に居るだけ、の

 午睡の中に倖せを見た。
 凭れている背中からはエクストリームプールオムの匂いがして、雑誌を捲る度に肩甲骨が少し動くのが解る。其処で課せられていた任務はただ、規則正しく刻まれる其の呼吸に合わせるよう息を重ねるだけ。
 のそりと起き上がったベッドに未だ幸福が残っている気がした。

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