2005年05月23日(月)...解らない
予報には無い雨が降った。窓ガラスに次々と水滴が叩き付けられて、其れを眺めて居るうちに急に世界から振り落とされた気分になった。湿気の所為で何時もよりうねった髪や、少し禿げたマニキュアが自棄に眼に付いて、苛々する。
教師がプリントを取りに下りた隙を突いて鞄を持って教室を出ると、そのまま下校してしまった。がらんとしたバスが何時もにも増してのろのろと動いて、ただ気持ちが悪い。
怒りの矛先は、ひとりの危うさを脱せない自分で、突き詰めれば突き詰める程、遣る瀬無くなる。