2005年06月24日(金)...ココナッツミルク
午後の授業を総て切り上げて、暑い陽射しを横目で見ながら、うつらうつらバスに揺られる。ふらふらと降り立った駅の構内で、誘われるように出来立てのワッフルをひとつ買った。
ホームの縁で無心に頬張って居ると突如歓喜が込み上げてきて、時計も、電光掲示板も、足元の黄色も全て、きらきらと光って見えた。酷く陽気な渦の中にすとん、と落ちて、全身の力がくらり、と抜けてゆくのが解る。化学の力に頼らない其れが、生命力と直結している様に思えて、未だ大丈夫だと少し頷いた。