2005年09月29日(木)...摂取、依存

 強迫観念と渇望、そして、その後の朦朧はねっとりとした温度でゆるゆると身体を蝕んで総てを取り崩していった。
 起因は押し並べて睡眠不足で、媚びた笑みと諦めを乞う安易さが気付けば身体に染み付いて仕舞っていた。如何にかしたいと願いながらも眠気と吐き気、衝動と恐怖はぐつぐつと煮詰められて、足元を雁字搦めにする。
 連鎖を断ち切るには最早手遅れなほどに、時間的にも能力的にも世界からは引き離されていて、追い着こうと努力するよりも短絡的な解決法が脳裏をちらついて魂に伸びた腕に力が篭もった。
 立ち直る切欠は些細で、もう今では思い出せない。

 一覧