2005年10月04日(火)...痛覚がなくなる
毎朝に挟む疑念が少しづつ少なくなっていって、今日にはもう何の隔たりも無かった。背中に感じる振動にゆっくりと世界との膜が破られてゆく。自我がとろとろと器から溶け出して、何処まで広がっているのかさえ解らなくなった。 浮遊する核は全ての感覚を失くして、其の余りにもの存在の希薄さに実感を得るためにならば痛みですら良いとさえ思う。
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