2005年10月13日(木)...授業中
無理だ、と思った。久々の快晴にきらきらと透ける埃が、世界を穏やかに遠ざけてゆく。 ルーズリーフもシャープペンシルも酷くかさかさとささくれ立っていて、大教室に響く音声が言葉を成さず有耶無耶になって広がり続けていた。子供っぽさを引っ張り出す度に、付随する厄介がずるずると攀じ登って吐き気がする。 焦点の合わない視野に飛び込んできた黒板の、エンドルフィンという文字に酷く卑猥さを憶えた。
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