2005年11月24日(木)...綺麗だった

 ビルの隙間から差す暁光に、ただ立ち尽くす。電光掲示板に泳ぐテロップとスターバックスのお決まりの挨拶、クリスマスソングと薄らと点灯を続けるツリー。
 眼の前の喫煙所にはスーツ姿が群がり、煙を吐き出しては離れてゆく。久々の空気は優しくマルボロの香りがして、1%の義務感をずるずると溶かした。

 生命力、エネルギィ、そんな淡く白く立ち上る美しさの様なものが通時的、共時的世界の其処此処に散りばめられていて、イルミネーションを思う。

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