2006年04月13日(木)...エスケイプ
昨日のせいで、左腕がぴりぴりと引き攣る。手を伸ばすとじんわりとした疼きが広がって、心を落ち着かせた。 アナウンスが下車を告げても、降りる気にはなれずにホームを見詰めたまま居る。加速する新快速が運ぶ振動に、心が徐々に満たされ、わくわくと弾むのが解った。 降り立った駅はがらん、としていて、そっと言葉を吐き出してみる。数日ぶりの発声は、ゆるゆるとアスファルトに吸収されて、心臓が少しだけどきどきした。
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