2006年04月19日(水)...疲労
田園と住宅地が交互に現れるだけの長閑さが、眼の前を過ぎてゆく。片肘を付いて頭を乗せると、二の腕の傷が僅かに開くのが解った。規則正しい振動に増幅される穏やかさに日除け越しの温もりが相俟って、眠気を誘う。じわじわとした緊張が押し流されて、完全に体重を腕へと放すと、ことん、と幸福に落ちた。
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