2006年07月30日(日)...慰み

 アルコールと、ラッキーストライクの苦い臭いが充満する部屋に、流れる聞き馴染みの無い流行りの音楽は酷く耳障りで、肩に回された腕の重みが後悔を掻き立てていた。セブンスターと同じくらい許せないその香りはじわじわと全身に浸透して、苛立ちを深めてゆく。
 午前2時を過ぎて騒がしさが減衰する頃には、人数が偶数等差的に減っていることは暗黙の了解で、マイクに通す声も切れ切れになって掠れている。何時の間にか切られたエアコンに便乗する様にして、床に零れたジュースを踏み付けてしゃがみ込むジーンズから覗く下着に、少しだけ嫌悪を覚えていた。

 一覧