2013年03月13日(水)...鍍金

 世間体と、見栄に繋がれた世界は、酷く整えられていて、何処か別の世界をふわふわと歩いているみたいに現実味を帯びない。見せ掛けの完璧さが実態と乖離して、傀儡の様吊るされた侭、ぱくぱくと呼吸をするだけ。
 罪悪感の齎した躍然たる無謀に、収拾が付けられる筈も無く、唯茫然と眺めている。手を出さなければ、自由で居られた、だろうか。

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