待ちぼうけ日記。

2014年02月26日(水) あの頃に戻りたい?


先週、まだ寒かった日の夕方。
ウォーキング&リハビリ(?)がてら
近くのスーパーへ。

久しぶりに
中村由利子の『風の鏡』というアルバムを
聞きながら歩いた。

そう言えばこのCD、
むかーし香港に旅行したときに
なぜか現地で買ったんだった。
安かったのかな・・・?

このアルバムの中の「ヴィードロ・トイズ」という曲は、
由利子さんが子どもの頃おじいちゃんにもらった
オルゴールの思い出をもとに作った曲だとか。

なんてことは
さっきネットで調べてわかったんだけど、
そんなことを知らなくても、
聞いていたら
いつの間にか自分の少女時代を思い出していて、
涙が出そうになった。

この曲を聞きながら歩くと、
周りの風景が・・・
色や温度や匂いが
急に胸に刺さってくると言うか、
周りのものすべてが
センチメンタルなフィルター越しに
見えると言うか・・・。

ああ、そうだった。
小学校高学年から高校生頃まで、
風景はいつもこんなふうに見えていたっけ。

「この少しだけ春めいた風の匂いは
 彼のところにも届いてるかな」
「この鮮やかなオレンジ色の夕焼けを
 先輩も家の窓から眺めているかも」
「私が風だったら
 この優しい花の香りを
 あの人のところまで運ぶのに」
「二人の家がもっと近かったら
 吐息で手を温めながら一緒に冬の星座を見れたかも」
とか、
ほぼ一日中そんなことばかり考えながら
過ごしていたような気がする。

だから
不安定ではあったけれど、
毎日が楽しかったし、
たまにほんとに奇跡みたいなこと
(好きな子と2年連続で同じクラスになったり、
 マンションの下から見上げていたら
 憧れの先輩がベランダに出て来たり)が起こったし、
素敵な未来を信じて疑わなかったし。

夢見る少女。
だったんだ。

久しぶりに
思い出した。


あの頃に戻りたい?

それが
意外とそうでもない。
心の若さに
体がついて行けない気がして(^_^;)




ウッチーが出ていない
シャルケの試合なんて
つまらない・・・。
早く怪我が治りますように!!


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