待ちぼうけ日記。

2014年12月18日(木) なくして初めて気がついた。


月火水と順調にあの人に会えた。


火曜日。

乗り換えた満員の快速で
あの人の横に立っていたら、
電車が揺れた拍子に
前と後ろに立っていた人に同時に押された。

あの人のほうに勢いよくはじき出された私は
一瞬「このままあの人の胸に飛び込んじゃっても・・・
じゃなくて、ぶつかっちゃってもいいかな」と思った。

でも、理性に「だめだ。ふんばれ!」と命じられて
何とかぎりぎりで踏みとどまった。

あの人は、
我関せずという様子。

ふん。
やっぱりぶつかってやればよかった(‐_‐#)


水曜日。

この日は事前にユミノさんが休みと聞いていたので、
堂々とあの人の駅で待ち伏せできた。
(と言っても、本を読んだり携帯を見たりしないだけ。)

あの人のあとから電車に乗り込んだので、
真向かいに座ることができた。

あの人は目をつぶって音楽を聴いていたので、
じーっと見てしまった。
でも不意に目を開けたりするので、
少し慌てることもある。


木曜日。

今日も会えたら4日連続。
こんなの久しぶり。

そう思っていたのに、
いつもの電車に間に合わなかった。

水曜の仕事帰りに、
寄り道したスーパーか
駅のホームか電車の中で
手袋を片方落としてしまった。
朝、駅に行って、
届いていないか調べてもらっていたら、
いつもの電車に間に合わなかった。
だからあの人には会えなかった。

帰りにスーパーでも聞いてみたけど、
手袋は届いていなかった。

なんか、
自分でも不思議なくらい悲しい。
たかが手袋なのに。
なくして初めて
自分があの手袋を大事にしていたことに気づいたというか。
残されたもう片方と離ればなれにしてしまったことも
申し訳ない気がして、
どこかでどろんこになっているかもしれないと思うと
すごくかわいそうに思えて。
ペットとか生き物でもないのに
どうしてこんなに悲しいのか
自分でもよくわからないけど。

そうしたらさっき、
去年あの手袋を買った楽天のお店から
メールが来た。
メルマガ会員対象の期間限定プレセール
(全品20%off)のお知らせ。
あの手袋と同じのが今年もまだある。
どうしよう。買っちゃおうかな。
で、2枚ある右手は、かわりばんこに使うとか??
うーん・・・迷うな。
でも在庫が「○△」になっていたから
早く決めないと売り切れちゃうかもしれない。

でももしかしたら、
「ありましたよ」と
鉄道会社かスーパーから
連絡が来るかもしれないし、
もう1日待ってみようかな。

落としたことはショックだけど、
駅員さんやスーパーの人が
親切に対応してくれたのには
少し驚いた。
たかが手袋なのに。
ありがたいなあと思った。

ああでもやっぱり悲しい。
今、どこにあるんだろう。
手袋片方なんて
拾っても使い道なさそうだし、
誰かに拾って届けてもらわなかったら
もう役目を果たすチャンスもないもん。
ごめんね手袋さん。
ほんとにごめんね・・・。


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