「ホラ。あごひげが生えてきた。」
「男よのう。」
(CMで宮崎あおいが『アヒルンルン・・・』と歌っているのについて)
「どうして彼女のCMの時は嬉々として一緒に歌ってるのに、 私が歌っても無反応なの?」
「・・・違うから。」
(近くの体育館で体力測定&トレーニング後、いったん家に帰り ヨガへと向かおうとしていて)
「社宅を出るときは、もっとにこやかにしたまえ。」
「もうヘトヘトだよ・・・。」
(歯軋りやら、奇声やらで度々目覚めさせられていたところへ寝言)
「えーっ!○○なの?まいっちゃうなぁ・・・ムニャムニャ。」
「こっちがまいっちゃうよ。」
(夫の後頭部を見て『パゲ・・・』とつぶやいたところ)
「何とかしろよ。夫がモテなくてもいいのか?」
「禿げることと、モテないことはイコールじゃないでしょうよ。」
(夜寝る前に)
「よーし、よしよし。そうか、そうか。」(と、両頬ずり)
「せっかくお肌に塗ったクリームが全部奪われるっ。」
「(隣の部屋に住む同期の)H君に『休日に掃除とかやってるって? この間は布団とりこむのが見えた。』って言われたから、 『家事は半分趣味みたいなものだから。』って答えておいた。」
「よし。」(←無理矢理やらせてると思われたら困る。)
(夕食の準備を二人でしていて)
「ほいきた。それから、あれとこれと・・・」
「食事の仕度の時だけは、Youの頭がフル回転するから 見事な連携プレーになるね。」
(夫が足のマッサージをしてくれていて)
「ぐぇーっ!やめろーっ!ぎゃーっ!」
「『よからぬもの』がたまってますね。」
「日ハムの優勝はなんだか話題になってるけど、中日の優勝は どうよ。会社で話題になった?」
「中日の『ちゅ』の字も出なかったぞ。」
「今日、新入社員達の前で『数字に強い人』ということで、 オレが色々講義するんだ。」
「ぷぷぷーっ、Youが?背中に『数字に強い人』って 書いた紙でも貼っておけよ。」
(寝る前にヨガのポーズを夫に伝授しようとしていたら、 うひゃうひゃと笑って仕方ないので)
「もう、今日はやめやめ。何がそんなにおかしいの。」
「リラックスすると笑えてくるんだよ。」
「こういう偏見はアレかもしれないけど、Youのそのいでたち、 短髪に無精ヒゲ、体にぴったりしたピンクのTシャツに、これまた ぴったりしたボトム。今してるネックレスに、あとピアスが 加わったら・・・」
「ウフフ。」
(社宅に新しく引っ越してきた人が挨拶に来るかもしれない、と 夫に着替えるように言うと、『それもそうだな。』と ボロボロの服を脱ぐ。)
「でも、まだこんな時間には来ないか。」
「それもそうだな。」
(と、脱いだボロボロの服をまた着る。)
(私の5本指ソックスを見て)
「わー何それ、気持ち悪ーい。ちょっとはかせてみろ。」
「無理無理!伸びちゃうよ。今度買ってあげるからっ!」
「なんだっけ?確かオレの同期のことを・・・ 『三流魔性の女』って言ってたね。」
「まだそれ覚えてるの?Youの容量は小さいんだから、 その記憶は消去しなさい。」
(ユニクロで買ってもらった、Yシャツの下に着る白Tシャツを)
「わーい。新しいやつだ。寝る前に1回着てみよう。」
「結婚して4年、見えないからって ずっとズタボロのを着せてたからな・・・」
(9月下旬、突然PCが起動しなくなり、何のバックアップも とれぬままハードディスク交換・・・)
「約2年間の思い出写真が、すべて消えた・・・。」
「まぁ、そのことはもう忘れろ。」
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