2006年11月26日(日)_
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竜門峡ハイキング
2台のD80で、渓谷撮影ハイキングへ行ってきた。初めての自然撮影ということで失敗も多かったけど、とても得るものも多く、充実したハイキングだった。
以前より、団長と「どこか自然を撮影しに行こう」と話していたのだが、休みが不定期の団長となかなか都合が合わないでいた。ようやくこの日一緒に撮影に行けそうということがわかり、次は撮影場所選びに迷う。
一時は山梨県の西沢渓谷へ行こうという案に落ち着いたが、その後直前になって、同じく山梨県の竜門峡に予定変更。どちらも自分の提案だった。日帰り撮影ということで時間的な制約が多い中、アクセスの良さと自然のバランスのいい渓谷をセレクトした。
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週の半ばでは晴れの予報だったので、一時は夜には夜景も撮りに行こうという話まであったが、天気予報はどんどん代わり、当日には曇りのち雨にまで落ち込んだ。
渓谷撮影は曇りの方がいいと言われているので曇りについてはかまわなかったが、雨まで降ってくると大変だ。降られないことを願いつつ、早朝に家を出た。
小田急、横浜線と乗り継いで、八王子から中央線。高尾から小淵沢行きに乗り込むと、甲斐大和駅まで断続的に眠りの世界へ。甲斐大和駅で団長と合流。(同じ電車に乗っていた)
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竜門峡は甲斐大和駅から3.6kmほどなので、散歩がてら歩いてアクセスすることにした。自転車ならあっという間の距離だけど、徒歩となるとけっこう時間がかかる。
日川渓谷竜門峡の入口までやってくると、いよいよハイキングコースが始まる。奥に進むに連れて自然が濃くなり、気分も高まってくる。落葉と紅葉、秋を感じる景色が続く。
どうやら紅葉の一番いい期間は過ぎてしまったようで、鮮やかな黄色や赤の木々はほとんどなかった。ちょっと残念だけど、それでも秋を十分感じることができたのでよかった。
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最初の見所である「竜門の滝」は、鎖のかかった分かりづらいところから降りていくと、谷に架かった橋の上からようやく遠くに見える程度だった。沢まで下りて滝の近くまで近づければいい写真が撮れるのだが、残念ながら下りれそうもなかった。
次の見所の「落合三つの滝」は、渓谷に架かった木の橋を渡って、急な階段を上ったところにある。滝自体はとてもいいが、回りが寂しかった。紅葉真っ盛りのときなら、とてもいい写真が撮れたのだろう。夏の青々としたときもいいかもしれない。
ここでは最近購入した三脚にNDフィルター、PLフィルターなどのアイテムが大活躍。感度を下げて絞り込んで、さらにNDで光量を減らしてシャッタースピードを遅くし、水が白い糸のように流れる様子を写真に撮ることができた。
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この日の撮影は、VR18-200mmにPLフィルターを常時装着していた。今まで使う機会がなかったので、いまいちその効果を実感していなかったのだが、渓谷撮影でその意義を大いに実感した。これはすばらしいアイテムだ。
水面の余計な光の反射を消すことができるので、透き通った水をきれいに写すことができる。NDほどではないけど光量が減るので、スローシャッターで水を流すのもやりやすい。このあたりまでくると、一眼デジカメならではの撮影といった感じがする。
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その後も「平戸の石門」や「木賊の石割ケヤキ」等の見所もあったけど、それらよりもハイキングコース全体を通しての景色などの方が楽しみは大きかった。
自然の撮影は初めてだったので失敗も多かったけど、たくさん撮影していくうちにD80の扱い方や撮影テクニック(というとちょっと大げさだけど)などが身に付いてきて、とてもためになった。
夜景や風景写真はたくさん撮影している団長も、こういった自然撮影は初めてとのことで、手探りで熱心に撮影していた。同じD80を使用する団長はPLフィルターなどのフィルタ類は何も持っていないので、おれのPLフィルターを通して撮影した写真を見て、「いいよなおじさん」状態だった。
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ハイキングコースが終わり県道に出ると、少し下って「やまと天目山温泉」近くの食事処へ。駅の近くのコンビニに寄るのを忘れて無補給状態で歩き続けたので、2人共腹ぺこ。山菜かけそばを美味しくいただいた。
帰りはハイカーで満員になったバス(運賃100円)で駅に向かった。昼から雨の予報だったけど、結局雨には降られずに撮影を終えることができてよかった。
八王子で電車を降りてヨドバシへ寄った後、八王子の街を歩いてペッパーランチで夕食。八王子は乗り換えで利用したり自転車で近く(R20)を通ったことはあったが、駅前の繁華街を歩いたのは初めてだった。思ったより栄えていて驚いた。またどこかへ撮影に行こうと約束して、八王子駅で解散。
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今回は紅葉と渓谷を撮りに竜門峡を撮影ポイントを選んだが、アクセスの良さ、長すぎず短すぎないほどよいハイキングコース、自然の濃さなど、バランスのいい場所だった。
自然の景色を見て、その中を歩いて、新鮮な空気を吸って、気が向いたら立ち止まって写真を撮って、色々と会話を楽しんで、D80を使いこなせるようになって、とても充実した撮影ハイキングだった。
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