ことばとこたまてばこ
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はげにはげともうしあげてはなぐられたーい、きいいいいい。くるくるまるまるお猫さんにさやさやって頭をなでられたぁ〜い、ぷああああ。長らく装着したくつしたの匂いを凝縮した薄汚い黄色の塊を鼻の底につっこみたあい、ぽぽぽー。夢の中でこんなことをさけびました。
だってだいだいいろだろう、この見事な人参ってば。 だからだいすきなだいたいこつ、と我が愛しの駄犬うっとり。 だりーけどだいたいだいじょうぶさ、にやにやとつかれきった若者。 だいちゃんをだいにのせたオブジェのだいを考えなきゃ、図工の宿題。
2005年11月28日(月) |
くなくなくなくなくなくなめそめそめそめそシャリシャリシャリ |
くなくなくなくなくなくなめそめそめそめそシャリシャリシャリ
軟体生物タコのごとく身体は骨なく、 くなくな、くなくな、くなくな、 って、めそめそしたい今宵のようにさびしい日、 いつも、シャリシャリシャリシャリシャリ、 かき氷を喰らうに似た音、 凍った私の脳をタコが喰らってるわ。
くなくなくなくなくなくなめそめそめそめそシャリシャリシャリ くなくなくなくなくなくなめそめそめそめそシャリシャリシャリ
くなくなくなくなくなくなめそめそめそめそシャリシャリシャリん
まるでうそのような生命の誕生、 その向こうの路上では幽かなつちぼこり、白くふきあがった。
ぐつぐつとやわらかな肌、 その向こうのトンネルではみっつの人影、赤く光った。
すやすやとなめらかな人さし指、 その向こうの部屋の天井ではバッタ、緑のかたまり。
ていねいにみだれた呼吸、 その向こうの公園では馬、明るいまっぴるまの月へ。
右手の中指のつめの真横にて、 さっさっさとささくれたささくれさん、 おやおや、こんにちは、おひさしぶりですねー、 そしてー、 ぐっどばい!
そんろそろりとひっぱってみて、 おっとっと、ちぎれそう♪ おーっとっとー、ちぎ♪れそう! シリーンと鋭くって細い痛み、 こんなに先細り、 そろそろ、そろそろ、そろそろだわ、 ち☆ぎれ♪そ! あっぽれ、かっぽれ、ち※ぎ♪れ☆そう(嬉)
って、まだ? むかつく、むかつく、むかつくわー! そんろそろり、そんろそろり、 あれっ、 手の甲も超えたのにまだなの? しぶといなー、 スッスッスー、スッスッスッスッススススススー、 ほーら、ほれほーら ッスススッススウススススッススーーーーーーーーー!
って、まだ? ひじもすでに通りすぎたのに! むかつく、むかつく、むかつくわー! むけむけむけ、むくよ、どこまでもー♪
って、まだ? 肩までたどりついたのに! むかつく、むかつく、むかつくわー!
ははっ、 くははははは、 おまえさんにはほとほとおそれいったぜよ、 もうこうなったら、 どことなりと旅立つがよいさ!
スッスッスー、 スリスリリッリリリリッリッスー、
イェイ、ご覧よ、 この真下には心臓が脈打っているのだぜ、 聞こえるかい、この鼓動、 ドッカン、ドッカン、ドッカン、 まるで爆発だね、くわばらくわばら、 さておつぎは、
スッスッスー、 スリスリスリスッリリリリリリリリリリリリ、
イェイ、ご覧よ、 険しいジャングル越えてたどりついた、 このふたつの袋こそが子孫繁栄の源さ、 見えるかい、ぽてんとうなだれているあの棒、 旅立つがよいさ、とは言ったものの、 あそこだけには赴いてはならぬよ、 ならぬのだ、のだっ、 だめっ、 だめだめだめだめ、めーっ!
スッスッスー、 スススススッスススススススッススススス、
イェイ、ご覧よ、 目前に広がるこの荒野、 この足は荒野ばかり見つめて、 君の生まれた土地(右手の中指のつめ)を見上げながら、 腐ってもげ落ちるまで歩くのさ、歩くのさ、
ここが君の旅の終着点かな?
了解、分かったよ、 ただね、さよならの前に、 イェイ、後ろをご覧よ、 赤い、 赤い、 おれの身体をまっすぐに走る一筋の線、 見えるか、 あれだよ、 あれこそ、 君だけの偉大なる旅筋だよ、 だから安心するがいいよ、 安心して、 さよならさよならさよならさよなら。
2005年11月25日(金) |
別れの言葉はね、おはようこんちは |
おはようこんちは
もう
おはようこんちは
もう、だから、
おはようこんちは
桃色の塊を数十粒、飲み干しながら!
2005年11月24日(木) |
一周年を祝して 『天 -10- 完結』 |
風にふンかれて、
うえうえうえへ、
うえうえうえうえうえへ、
天へと、
どンどこと、
どンこまンでも、
きもンちよく、
きもンちよく、
みンだれて、
ふきあンがる、
てぇーしゃつのように、
あまたのたましい、
はたはたはンためいていることに。
2005年11月23日(水) |
一周年を祝して 『天 -9-』 |
ぱくぱく、 ぱらぱら、 たんたん、 このようにしやべることが、 あんまりできない彼は、 とてもゆつくりとはなす、 ゆつくり、 ゆつくり、 それはそれはとてもゆつくり。
「アナ・・」 穴? あな・・、 「タ・・」 田? た・・あなた・・、 「ニ・・」 二? あなたに・・、 「・・・」 ・・・、 「・・・」 ・・・、
ぜいぜいとむねをつまらせ、
「・・・」 ・・・、 「ズ・・」 図? ず・・。 「・・・」 ・・・、
ひどいひどいそれはひどい呼吸、
「・・ット」 ・・ずっと、
ひどいひどいそれはひどい顔、
「・・・アイ」 ・・・あい?
ひどいひどいそれはひどい鼓動、
「・・・」 ・・会い? 「・・・」 ・・哀? 「・・・」 ・・愛? 「・・・」 ・・あい?
ひどいひどいそれはひどい彼。
2005年11月22日(火) |
一周年を祝して 『天 -8-』 |
盗みもせず、 人殺しもせず、 まこと清廉潔白な彼、 だのに、 皆はその首を、 刈りおとす、 刈りおとす、 彼はだあーれだ。
こたえは爪、 爪は、 爪は、 皆をきりさこうと伸びつづけて。
いっぽん、 折りまげただけで、 にほん、 折りまげただけで、 さんぼん、 折りまげただけで、 意味はまるで変貌、 それはなあーんだ。
こたえは指文字、 指文字は、 指文字は、 日本語でも日本手話でもなくて。
手もしやべつて、 顔もしやべつて、 体もしやべつて、 動きもしやべつて、 皺もしやべつて、 空間もしやべつて、 存在がしやべつて、 そんな言葉つてなあーんだ。
こたえは手話、 手話は、 手話は、 閉じた広がりをこつそりひそめて。
2005年11月21日(月) |
一周年を祝して 『天 -7-』 |
右に眼帯をつけた手のない少年、 肩で風をきるようにぐりぐりと歩むが、 片目ゆえじようずに遠近感をつかめず、 ひとの肩に鼻からどんとぶつかる、 つるつるとした情感に欠けし視線をあびる、 なんども足元にころがる両腕にけつまぐ、 そのたびに彼はありのしない手を、 ぎっちりと強くにぎり、 ひたいにじつとりとあてて、 無常感にみちた、 ねばりねばりとまつくろな呪詛、 ぶそりぶそりと口のはしから、 こぼしおとす、 そんな少年を陽光の刃はけして刺さず。
少年はこう言いながらありのしない指で虚空を指ししめしてた、 文化がちがうよ、 文化がちがうよ、 文化がちがうよ、 日本人とは、 文化がちがうよ、 文化がちがうよ。
2005年11月20日(日) |
一周年を祝して 『天 -6-』 |
あの老婆がささやく、 とてもやわらかに熟れた、 まるで腐つているほどの、 桃色の果実が、 そろそろにはじけてしまいそうだと、 ちらばるあかぐろい果肉は、 ぼうぜんとたちつづける影が、 すべてくらいつくす、 そのとき影が腹をこわしてはならぬのでこれを、 と正露丸をもらったよね、 あのときのきみは。
たからかな9時を告げるサイレン、 その音があまりにもたからかすぎて、 時のながれがすべてを錆びさせるとおぼしく、 猫とじゃれあうことすらもゆらぎて、 なんだかどうしようもなく、 きれいにしなくてはならない、 きれいにしなくてはならない、 きれいにしなくてはならない、 きれいにしなくてはならない、 きれいにしなくてはならない、 きれいにしなくてはな。
まるつきり、 ほそかつた、 あの、 からだ、 にく、 ほね、 いき、 それをばわたし、 いちどたりとも、 ころさなかつたといえるだろうか、 はたしてほんとうに。
2005年11月19日(土) |
一周年を祝して 『天 -5-』 |
祭りがはじまつた、 にぎやかなるざわめきにあふれた、 夜がふけた、 朝がおとずれた、 人のいない祭りの痕、 えがおの残滓、 そのおくにて、 ああ見よ、 土にころがる 救わぬ、 構わぬ、 触れぬ、 開かぬ、 報いぬ、 発泡酒に濡れた目線を!
2005年11月18日(金) |
一周年を祝して 『天 -4-』 |
両手をはたはたりとふりながら、 まるきりとんでもないえがおをうかべるあなた、 わたしはついぞ正視できず、 おろおろとうろたえながら目線を、 あちやこちやへとうろんにしのばせて。
まなこのおくそこまで、 やわらかくまげつつえがおをたたえるあなた、 とつてもどこでもあなたでしかありえない、 えがお、 もつと見とどけていたかつたと願う、 それはまったくのごうまんな思い。
うちよせるいんうつな空を、 ばちりとはたいて、 つるつると、 とんっでもない、 えがおを、 みながうかべた、 きせきの場を、 あの学校はしつている。
2005年11月17日(木) |
一周年を祝して 『天 -3-』 |
ぐむりぐむりとおとずれた夜、 うすくほほえみながら、 ながくねむつている少女のむねに、 はつきりとまつかな薔薇いちりん。
あれはあかるいゆうぐれだつた、 時計の針は四時二十八分をしめして、 けつたたましいサイレンひびいた。
その日のくうきは渇いており、 けつたたましいサイレンをはるかな果てまで、 たからかにたからかにたからかにならし、 かげの浸食をつげた。
ぬるりぬるりとおとずれたかげに、 足をとらわれてよりめざめることのしらぬ、 まつかな薔薇をだいた少女の、 母親は自宅ですつぱい酸味あふるるみかんの皮を、 ぶつりと、 やぶいた。
少女のくつがかつてにおどりだす神無月、 父親はつめたくこごえたはむすたあへ、 あつき情をささげた。
うそのようなほほえみたたえて、 少女はねむつている、 たたえつづけながら。
2005年11月16日(水) |
一周年を祝して 『天 -2-』 |
路上にぽたりとおちていた仮面、 いちもんじにほそいまなこのふたつの穴、 やわらかいふくらみにうがたれたはなの穴、 穴のない口は食することができぬ、 雪のじゆんぱくにみちている、 おそろしいほどにやわらかそうな、 はだのいろをたたえた仮面。
じやんぐるじむのてつぺんから、 せきねんのひとりのくらしかみしめている、 でこぼこなじやがいもににたつらがまえの翁、 じゆんぱくの仮面をみつけた。
仮面をかむつた翁は、 或る魚屋にあつた烏賊の内蔵、 むらさきの肉のげんじつを、 ちゆうちゆうと口のなき口にあてて、 しやぶるまねごとつづけながら、 あばらにてうずきたつ弾痕、 くすりゆびでぬるぬるとさすつた。
しなだれる空のこんぺき、 もたれかかる壁のおうとつ、 せまるあつぱくの空気。
うすい不げんじつに、 つつまれて、 つつまれて、 つつまれて、 つつまれて、 こえもきけずに、 だせずに、 蕎麦屋ののれんだけが、 はたはたはためいて。
2005年11月15日(火) |
一周年を祝して 『天 -1-』 |
あそこの石像は幾万年前にいちどだけ、 空につらをむけたことがありました。
めめしくゆらぎながら、 おおしくそびえる椰子の下、 あの大海原にしづんでいる、 つめたい血しおをうつしだす、 きいろい鏡がひとつ、 石像のまなこのなかにうかんだとき、 つらつらりやつらつらりと、 くさつた供物に朽ち葉がふりそそぎました。
たくさんのしろとくろのはなびらが、 はつきりとくつきりとあざやかにあらわれた、 季節のゆきつく果てへとうずをまきながら。
またぞやの幾星霜をへた日のゆうぐれ、 石像のとうめいな呼吸をききつけた、 いつぴきのねこ、 毛皮はくろく四足のさきはしろかつた、 みぎ足のこゆびにはえる爪だけあかかつた、 ねこのぜんしんの血がそこにつどったよう。
カルカルカルカル、 石像のほおをひつかくねこ、 カルカルカルカル、 石像のくちびるをひつかくねこ、 カルカルカルカル、 ひつかきながらねこはないていた。
だれがわたしの髪をめでてくれるのでしよう、 とかんがえながらねこはかなしかつた、 わたしにくちづけをしてくれるのでしよう、 とかんがえながらねこはないていた。
石像はねこのしろい腹をみていた、 幾万年前にいちどだけみた雲とおなじだつた、 ああ見よ、 見ろ、 なんと、 まつしろで、 なやましい。
石像はいのつた、 もういちどだけからだのじゆうを、と。
刻のながれは石像のからだを、 無情にやさしく、 けずつてくだいて、 石ころへとかえた、 ねこもまたとうに つちくれへとかえつた。
紫煙をくゆらせて、目尻に素敵な皺を刻みし盲目の見知らぬ母と嘘を交わし合いながら、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、おめでとう、何度も言いながら母の頬に頬のキスを交わす。
見知らぬ母よ、あなたはまるでぬくもりそのままだな。 おまえが音楽そのままだからよ。 見知らぬ母よ、どうしてそれほどぬくもりのままでいられる? 夜の風がどこまで冷たくても、今夜のおまえがやさしいからね。
見知らぬ母と別れたのち、大気中に消し飛んで
光らない光
見えてしまった
危うい美しさであったよ
2005年11月12日(土) |
くへへへへへへへへへへへ |
わらう
あいつがひげそったから
うつくしや きみたちふたり うつくしや
2005年11月10日(木) |
カラ虫についばまれている |
ぐむり ぐむりと日々変転しゆる あの空ってば実は カラ虫という名の虫が集うてる
それは眼に見えぬほど透明な虫で 重さも無いと紛うほど幽けし虫で 四十本の触覚、一本の足、5枚の羽を有し、 そのような虫が数兆となく蠢いて
だからこそ空という空は嫌悪にも欲情にも耐えうるのだ
幾兆もの虫は満遍なく蠢きては溶解液をしとどに降らせる おれたちは濡れ中毒されながら魅惑してゆく
訪れること必須のいつの日か、おれたちの身体はカラ虫に浸食を受けながら
透明に幽けし存 在
血
そのものの空
鮮血の空色
そのもとで
小斧を携えながらたたずむ
殺人鬼
にやにや
ほほえみながら
我慢できぬと
あなたを
あなたを
冬休みも近いから、ね
うかれるわ、だれだって、ね
ほほほほ、ね
2005年11月08日(火) |
旅立ちて、背負う色は? |
ある少女は無垢なる荒野を目指して旅立つ。
咲き乱れるひまわり畑のまっただなかで真の荒野を感じた青年。
初めての恋は空に浮かびながら、ぷうかり、ぷうかり
やさしいピンク色で
ぷうかり、ぷうかり、ぷかぷかり
ただいま、おじいちゃん。
2005年11月07日(月) |
無限なはずなのに有限な時はなぜか有限な愛 |
無駄遣い禁止!
愛の燃えカス(それは妙に濃い緑色で時折痒みを引き起こす白い粉をまき散らす)を傍らに。
カラスの背に乗りかかり、さあ、どこへ向かおうか
風向きは上向きだ どんどんどん飛べる どんどんどんどん飛んでイける
カラスの背に乗りかかり、さあ、どこへ向かおうか
パノラマ島へ 酔いしれた裸の男女の踊りを観ながら さあ、パノラマ島へ
久方ぶりにキューーッと酔って
とろとろの脳髄で想うことといったら
相も変わらず
出逢うことごとくのまったく愛しい方々よ
おめえの声を聞きてえな、
おめえの言葉とおれの言葉で存分に話をしてえな、
おめえにさらりとものごと言いてえな、
それだけだった。
まだ
まだ
まだ
まだなんだ
2005年11月04日(金) |
湯の中で想う、きもっ |
湯気のほこほっこりとしたあたたか〜いお風呂にゆっくりと足から全身を沈める。
んわあ、幸福だわ。あたたかいのにぞくぞくするなあ。ふふふ。
冷気によって締まりきっていた毛穴がきゅんきゅんと一気にひろがるのを感じながら、快感にぶるりと体を震わせる。手で湯をすくって顔を拭く。
はは、きも。きも。きもっ。きもっ。
嫌だわ、気色悪いわ、イケてないわ、だっさーいわ、といった嫌悪からの「きもっ」ではない。気持ちいい、と思う余裕もないがゆえ「きもっ」とちぢめた略語なのであった。さらに略して「きっ」でも全然ちっともかまわないわー、のであるがそれだと歯止めが効かず「きっきっきっきききっきっきーっきーっきっ」と大量に連発をし易い為、以前一緒に銭湯で入浴した友人より歯茎をむき出しにして怒っている猿の様そのもので愚者のようだ、と言われてから少々ひかえているのであった。きもっ。
顔全体を湯の中に沈める。戯れに泣くまねごとでもしてみようか。ふと急に思いつく。
湯の中で眉をハの字にしかめて口角を突き出し小鼻をぷくりと膨らませ、そして眼を閉じた。
ブー、と鼻から息を出す。ぼこぼこりとこめかみを伝うあぶく。
息の続く限界までそうしていた。
やってきたよ、限界。
鼻と口から盛大に湯を噴き出して顔を上げる。
肩で息をしながら呼吸を整えていると、湯の熱さとはまた違った熱さの跡が顔面に残っている。
その熱さは、久しく感じていなかった両眼から顎まで伝う一筋の線に沿って。
ふふふふ、きもっ。
甘いアイスを取り落とした瞬間の幼子の顔に諸行無常の悟りを見た。
素敵なあの子をワイルドにストーカー。
車に電車でのりつける。
5メートル一本道の迷宮。
死人の肝試し。
真実を述べる政治家。
2005年11月01日(火) |
何を知っていたー・・・ |
犬の瞳の中に吸い込まれて、まどろみにひたった空のよく晴れた夜ー・・・。
蚊の鳴き声、聞いたかとー・・・。
ナタを持ってきりきざもうと赴く行き先ってー・・・。
まっすぐに背を伸ばした、まっすぐに正面を見据え、まっすぐに手ー・・・。
迷宮の出口を見つけたとばかり喜んだら入口とつながっていた精神ー・・・。
あのまったく素敵な愛を泥臭いながらもとうとう写真に捕らえたのにー・・・。
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