僕の生きる道
ぼく

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■ 動揺

MRI、CTと僕は検査が続いた
オペ用に自己血採取も行われる予定だ
日に日にオペが近づいてくる
体を切って臓器が空気に触れるということは
ものすごいダメージだと聞いている
僕は力を授けてもらい、回復する能力があるのに
手術をする必要があるのか?という疑問があった

今日は検査だけの日だったが
担当医を訪ねてみた
担当医は言った
「25日の検査でやはり癌が進んでいるから臓器を取るよ」と

僕は動揺した
癌だけを取り除くのなら仕方がないとも思えるが
臓器ごと取るというのは、失ってしまうのだ
生きていく上で支障がなくとも
これでいいのだろうか──


2004年10月29日(金)

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■ 不思議な出来事

今日は国立病院での初診だった
当然検査から始まった

この病院には特殊な器材が豊富に設備されていた
因みに『白い巨塔』のモデルになった病院である
そこにいる市立病院の医師の先輩という専門医が
僕の担当医だった

僕は担当医から診察を受け、妙なことを言われた
「おや?ポリープがないぞ」
市立病院では1�儖幣紊△襪噺世錣譴討い織櫂蝓璽廚�
そんなに簡単になくなるものなのか?
僕は先日授かった力の凄さを実感せざるを得なかった
・・・やっぱり治る!・・・

しかし担当医は現在の医学では治らない病気なので
このまま詳しく検査を受けることを僕に勧め
オペ日を11/18に設定して、検査や輸血予定を組んだ



2004年10月25日(月)

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■ 出会い

本当のことを言うと、僕には既に
手術をする覚悟も死を迎える覚悟もできていた
いずれにしても、長生きは見込めないと
残った人生をどう生きるか考えていた
ドラマ好きなだけあって、妙に客観的だ

知人に連れて行かれた先は
そんな弱気な自分を一撃してくれた

・・・僕はまたやり直せる!・・・
心の中でそう確信した
僕は運よく、力を与えてもらうことができた
これは万人が出会えるべき出会いではなく
僕は選ばれた人間なのである
宗教や神頼みではなく、力だけ与えられる
あとは自分で力を高めていく
なぜこんなにも容易に信じられるのか?
信じられるということこそが運の強さなのだろう


2004年10月21日(木)

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■ 自覚症状

不思議なもので、病名が明らかになると
急に自覚症状が見えてくるようだ

風邪でもないのに、咳が出る
時々ものすごい頭痛に襲われる
・・・これは転移の影響なのか?・・・


夕方、病気のことを知人に話した
「入院するので暫く会えないかもしれない」と
すると友人は僕に
「頼むから一緒に行ってほしいところがある」と言い
木曜日また会う約束をした


2004年10月18日(月)

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■ 僕の病名

土曜日なのに、電話をすると医師は
僕に診断結果を伝えたいので病院で
待っていると言ってくれた

・・・今日わかるのか・・・
覚悟を決めながら病院へ向かった


病院は、救急外来しか対応しておらず
僕は救急受付から担当医を呼び
入院患者用のロビーの片隅で
医師から検査結果を聞くことになった

「癌です
 最悪の場合は肺・脳にまで転移しています
 一刻も早い対応を!」
そういわれ、国立病院への勧めを受けた


2004年10月16日(土)

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■ 電話

夜、仕事から帰ると
病院から電話があったと伝えられた
「明日、土曜日ですが電話下さい」と。

検査結果が出る予定より1週間も早い
・・・ただ事じゃないな・・・
そう思った


僕はこのとき初めて、自分の身の
ことの重大さを実感した





2004年10月15日(金)

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■ 総合病院

総合病院は待ち時間が長い
朝一番にやってきても終わると昼近い

「結果は2週間後になります」と
医師から伝えられた

僕の感触としては
・・・異常なし・・・


2004年10月08日(金)

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■ 始まり

軽い気持ちでの健康診断

・・・どうせなんともないのに・・・
みなそう思うんじゃないのかな

検査途中で医師の動揺が窺える
・・・へんなの・・・

検査が終わって結果は1週間後とのこと
でも僕は特別だった
「今週中に詳しい検査を!」と強く言われ
総合病院の紹介状を渡された


2004年10月04日(月)
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