僕の生きる道
ぼく

■■■
■■
■ 無言は金

僕は幾度も揺れながら
病気と向かい合っている

僕の病気を知る人はみな
腫れ物に触るような態度だ
無論仕方がないのだろう

それゆえ、家族には堅く口を閉ざすのである
余計な心配はかけるまい

─ドラマでも草��剛は母には言えなかったのだ
言ってしまえば僕は楽になる
でも、知ったほうは苦しむのである


僕には恋人が居る
恋人にも言うつもりはなかったが
逆に開放してやろうと思った
そう思って正直に話してみたが、ヤツは動じなかった
・・・変なヤツだ・・・


2004年11月30日(火)

■■■
■■
■ 実験

国立病院の医師が僕には時間がないと言った
それが事実ならどんどん進行しているはずなのだ
それを確かめるため、もう一度健康診断を受けた

問診表には特に何も記載しなかった
全く白紙の状態での結果がほしかったのだ

結果は2〜3週後に郵送される
僕はきっと回復に向かっているはずである


2004年11月28日(日)

■■■
■■
■ 原因

僕は思い出していた
国立病院の医師が言ったことを

僕が数年前に体調の変化で検査したとき
既に僕の細胞は変化し始めていたように思ったので
「僕は数年前からガンになっていたんじゃないんですか?」と
聞くと、医師は穏やかに答えた
「君のガンは、たぶんごく最近細胞変化したものだと思うよ」と

人間の治癒力は実は意外と強いものらしい
ガンになるには僕の抵抗力が極度に弱まったんだと
考えられるらしい
つまり、一番の要因は極度のストレスらしかった

・・・思い当たる節がある・・・
あまりにも同時期に過度なストレスが僕を直撃していたんだ


2004年11月23日(火)

■■■
■■
■ 担当医との別れ

僕は今日を最後にすると心に決め病院へ行った
担当医は「今日も親は一緒じゃないのか?」と
言ったが、半ば諦めているようにも見えた

担当医は「こんなケースは初めてだ」と言いながら
僕に一筆書くよう言った

──前略・中略
  本人に告知したにも拘わらず本人の意思で
  手術を受けませんでした
        平成16年11月15日
        担当医  xxxx
         患者   xxxx


・・・国立病院の医師は責任が大事?・・・


2004年11月15日(月)

■■■
■■
■ 失業

実を言うと僕は、国立病院の初診の日に
雇用主に求められていた診断書をもらっていた
診断書には、術後2ヶ月の療養が必要と記載があり
来年1/18までの療養期間が明記されたいた

オペをやめたことを職場で話したが
雇用者はそれを認めてはくれず、また週明けから
入院の予定だったため、業務も他の人を見つけていた
僕は有給を消化するという形で、今月いっぱいで
退職となった





2004年11月13日(土)

■■■
■■
■ 医師の威厳

今日僕は、担当医に手術の中止を求めた
担当医はとても驚き、僕には手術しかないと言った
僕が「もう少し考えさせて欲しい」というと
「君にはそんな余裕はない」と切り捨てた
僕が「他の病院も回ってみたい」と言うと
「私の診断が間違っているというのか!」と
感情むき出しで怒鳴った
・・・国立病院の医師はそんなに偉いのか?・・・

結局担当医は僕に親をここへ連れてくるよう言い
11/15に診察予約を入れられた


しかし僕は二度とこの医師に診て欲しくはないと思った
と同時に、絶対治してみせる!と心に誓った
もちろん治す手ごたえを感じているから
家族には伝えるつもりも全くない


2004年11月11日(木)

■■■
■■
■ 検査結果

国立でのすべての検査結果が出た
肺や脳への転移はなかった
しかし、皮膚組織に癌が浸潤しており
リンパ腺から転移する可能性が高いため
広い範囲での摘出手術をすると言われた

僕はまだ家族には病気のことを言えずにいた
今日の結果が出たら言うつもりだった

しかし、僕は納得できなかった
初めに告知された頃の頭痛や空咳もなくなっており
顔色もとてもよく元気を取り戻してきているのに
なぜ18日オペなのか
なぜ医師は確認もせず、体を切ろうとするのか
国立病院はきっと患者が多すぎるのだろう
一人一人の患者の話を聞く余裕はないのだろう


僕は決心した
病院に頼ることをやめることを!
そして家族に伝えた
「検査の結果は取り敢えず大丈夫だった」と


2004年11月09日(火)

■■■
■■
■ 自己血採取

僕は今日、オペでの輸血用に血液を採った
1度に400ccもの採取だ
来週また採取され、あわせて800ccの保存となる
エイズだ肝炎だと騒がれる今日、自己血採取は
当然の準備のようだ

僕はもともと血は濃いほうなのだが
自己血採取に応じて、鉄剤を飲まされている
これが体に合わず、胃の状態がすこぶる悪い

薬だけのせいなのか、ガンが原因なのか
こんな些細なことを考えるだけでも胃痛は起こる


2004年11月02日(火)
≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL