春はくる

植木に、水を、と。
ふと気づくとｺﾝｸﾘｰﾄの隙間から、ﾌﾞﾙｰﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞ、天人唐草、が。
土も充分にない処にも。
こうして力強く春はやって来る。















近くに咲いていた一輪の花。
ﾏｰｶﾞﾚｯﾄにも似た、可愛らしい笑顔花。
季節は哀しみも寂しさも喜びも。
全てを包んで等しくやってくる。
夜空を薄桃色に染める日も。
もう間近。
動き出すことは容易でなく、困難だけれど。
頑張れ、頑張れ、と。
ｼﾞﾌﾞﾝを励まして。
今日を生きよう。
明日を生きよう。
明後日も明明後日も。
俯いていたってｼﾞﾌﾞﾝを許す。
少しだけしか前を向けないｼﾞﾌﾞﾝを許す。
誰に見られるわけでもない雑草に。
大きな力をわけて貰う。
うん。
頑張れ。
頑張れ。

ﾊﾅｼ、ｶｹﾙ

このところずっと。
ﾏｲﾌﾞｰﾑの多肉植物ちゃん。
ずんずん増えていく








霜の朝







多肉植物ちゃんたちは、結構ﾃﾞﾘｹｰﾄ。
ちょっとしたことで、葉に傷がつき、しなしな、しなしな。
ｱﾀｼ、毎日多肉ちゃんたちを眺めながら。
話しかける。
ｳﾞｧｶみたいだけれど。
これらの子たちは、とても聞き上手。
ついつい愚痴ったりすることもあるけれど。
やっぱり綺麗な言葉をかけてあげること。
大切なのだと想う。
それは自分自身へも同じ。
うん。
なかなか難しいｺﾄだけれど……。


今、日本が。
哀しい色に流れている。
どんなにこころをつくしても。
言の葉を、探しても。
何のﾁｶﾗもなく、何の慰めにもならないもどかしさ。
ｱﾀｼ。
すももと多肉ちゃんに話しかける。
いつも、どこか悲しい顔になる文化ちゃん。
少しでもほっこり優しい笑顔の娘。
作れるように。
作れるように……。
こんな時だからこそ。
今、だからこそ、と。

「霜の朝」との綺麗な名前の多肉ちゃんを前に。
何度も何度も。

点滅があちらこちら

ｱﾀｼ。
妙な言い回して、理解していただくことも難しいと思うけれど。
物心ついた頃からずっと。
行動の全て。
理解することも行動を起こすこともみんな。
頭の中でﾋﾟｶｯとﾋｶﾘがあって。
んで。
出来る。
いくら簡単なｺﾄであっても。
頭の中のﾋﾟｶｯが光らない限り。
理解することはうんと困難で。
いわば、頭の中に信号やら点灯棒を持って指示してくれる警察官。
それがあって、生活に支障なく暮らしてきた。
それが。
今年に入ってくらいから。
統制が取れなくなっていて。
あちらこちらでﾋﾟｶｯ、ﾋﾟｶｯ。
関係ない（と思われる）ｺﾄや無意味なｺﾄ。
日に日に点滅回数が増えて。
この地震も重なって。
へとへとになるほど……。
年末頃の不調は。
そのﾋﾟｶｯが。
光らないために何もできなくて、寝ているだけの日々。
今は。
座っていても、立っていても、家の中をうろうろしていても、寝ていても。
煩いほどのﾋﾟｶｯに。
悩まされております。


あ、今また余震……。


震度3くらいだと今は驚かなくなってくる感覚の麻痺。
けれど。
電源が不安定で。
あっと言う間に落ちる時は潔く。
電源が落ちてしまうので。
本日はもっとﾆｯｷを書きたい気分なのだけれど。
そうそうに電源を落とします。

怖い、ﾓﾉ

地震、雷、火事、ｦﾔｼﾞ、と。
ｱﾀｼくらいの年齢なら。
すらりとでてくる言葉。

地震大国の、和の国。
生まれ育ちは東海地方で、ずっとずっと「東海大地震」と言われ。
関東に引っ越した後も。
「直下型東京都市大地震」と言われ。
阪神淡路大地震の頃は東海地方に住んでいて、それなりの揺れを感じ、けれどその事の大きさを、どんなにﾗｲｳﾞでﾃﾚﾋﾞのﾓﾆﾀｰ越しに観ても。
ひとつ、ﾋﾟﾝとこなかったのだけれど。
今回、は。
あわや、と言うほどの、圧倒的な揺れに、なす術もなく。
もちろん東北地方の方へは遠く及ばないけれど。
家の中がめちゃめちゃになって、ﾗｲﾌﾗｲﾝが止まり、携帯が繋がらなくなり、町から水や食品が消え、ｶﾞｿﾘﾝもなくなり……。
怖い、ということは。
こういうことなのか、と。
少しだけだけれど、実感したここ数日。


電気が通っている時は。
ずっとﾃﾚﾋﾞを付け放し。
少し落ち着いてくると。
いろいろなﾋﾄがいろいろなｺﾄを言う。
この実感を持ってしなければ。
その言葉の薄さに気付かぬ鈍感さ。
離れた場所から。
どんな言葉を尽くしても。
そこ、に、いるﾋﾄには、きっと。
心に響かない。
胸に届かない。
いろいろなｺﾄを言うﾋﾄを。
誰ひとり、間違っているとも思わないけれど。
今まで、ｱﾀｼも。
数ある災害や事故、そしてそうではない人生を全うした死、も。
そこに関わっていなければ。
絵空事に終わってしまう。
人生も折り返し地点に達し。
ようやくそのことに気付いた、ｼﾞﾌﾞﾝの愚かさと言ったら……。


明後日は病院の通院日なのだけれど。
今まで何も考えることなく受けてきた、CTやMRやﾚﾝﾄｹﾞﾝなんか。
福島原発の。
放射線物質の漏れの、単位とか。
そういうことを知り、ようやく実感することに。
自己管理の重要さ。
よくよく身に染みました。


どんな言葉を持ってしても。
PCでﾆｯｷを今書いているｱﾀｼの言葉。
薄いこと、わかっているけれど。
ひとりでも。
どうか助かりますように。
いち日も早く。
笑顔が戻りますように。