生きて行く、私
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大好き、とか。 早く逢いたいね、とか。 そんな文字は消えうせても。
毎晩届く、定期メール。
そこにつまっているのは。 保身と、狡さ。
男らしく。 さよならを言う優しさすらも もう、なくしてしまったの?
それとも。 そんなもの、最初からなかったの?
どんなときも。 その温かなまなざしが。 私を。 励まし、慰め、支えてくれる。
距離を超え。 時間を超え。
いつも。 貴方のまなざしに。 抱かれているのです。
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いつか、きっと 時は、満ちる。
アナタの上で弓なりに身体をあずけながら。 “サヨウナラ、私の愛したアナタ”と心の中でつぶやいて。 静かに微笑んだ。
傷だらけで海水に浸されたかのように。 悲鳴をあげ続けた心は。 どこに消えてしまったのか。
どんなに抱かれても。 もう。 心は蕩けたりしない。
ただ、アナタの気に入るような褒め言葉を紡ぎ。 ただ、アナタが悦ぶように乱れてみせましょう。
それが。 ぶらさがりなりの、意地。
純度100%のシルバーは。 キラキラ、とても美しいけれども。 自らの形を保てない。
だから。 一滴、そしてまた一滴と。
染み込んだ。 不条理の分だけ。 切なさの分だけ。 ちょっとずつ、ちょっとずつ。 固まってゆく。
そんな。 スターリングシルバーな、私が。 愛しい。
引き金を。 引いたのは、私。
だから。 孤独に震える夜には。 血に濡れた手で。 ひとり。
わが身を、抱きしめよう。
相当の覚悟をもって。 その胸に飛び込んだことは、間違いないのだ。
たとえそれが。 純粋な愛、だけではなかったとしても。
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