月に舞う桜

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2015年07月23日(木) 【7/20】魔夏の夜 Toshl ロック祭り〜握手会編

7/20に赤坂BLITZで行われた「魔夏の夜 Toshl ロック祭り」の続きです。

ライブのあと、VIPチケットを持っている人は握手会&DVDお渡し会に参加できた。VIPタイムは、ライブ前だけじゃないのだ。
今回のライブ、1階はオールスタンディングだったので、要所要所に仕切りの策があるだけだった。その一角に、Toshlが座っている。あの、派手な赤いTシャツを着て。ついさっきまで客席だった場所にToshlが来たものだから、ちょっとしたどよめきや歓声が上がる。

Toshlへ向かって、みんなぞろぞろと列をなす。Toshlの目の前へ行くには、一段上がらなければならなかった。そして、握手を終えたら一段下りて、会場から出て行くという流れだった。しかも段を上がり下りするところがかなり狭いので、私はどうすればいいんだろう? と、ちょっと不安になっていると、列から少し離れた場所で待つよう、スタッフに言われた。
私のほかにもう一人、車椅子ユーザーの女性がいた。二人で、列が流れていくのを見守る。みんな、幸せそうな表情で会場をあとにする。

列の最後の一人が握手を終え、会場から出て行った。
すると、スタッフが「こちらにお願いします」と、Toshlを誘導する。
私たちは動かないよう指示される。段を下り、歩いてくるToshl。

この時点で、テンパる私。
だって、Toshlが私たちの方へ、私たちのために歩いてくるんだもの!
私、たぶん、目を見開いて息を飲んだと思う。

まず、私の隣にいた女性が握手した。
そして、Toshlは私の目の前に来て、私と目線の高さを合わせるように屈んで、言った。

Toshl「ありがとう。今日は大丈夫だった?」

ライブ直後なのに、疲れを見せず、ニコニコしてくれる。
気遣ってもらえて飛び上がりそうなほど嬉しいのに、あまりの緊張で「もう! 想定外のこと言わないでよ!」という言葉が頭の中を駆け巡った(頭の中を駆け巡っただけである。実際に口に出すわけない)。

大丈夫って、何が? と、パニックですよ。冷静に考えたら、「すごく暑かったけど、大丈夫だった?」という意味なんだろうってことはすぐ分かるんだけど。
大丈夫も何も、暑さより、まずこの状況が大丈夫じゃないっつーの!

私、Toshlと何回か握手してるんだけどな。5回目かな。でも、ちっとも慣れないや。隣の女性は私と対照的にとても落ち着いていて、それがまた私のテンパり具合を加速させる。すごいなー、Toshlを目の前にして、あんなに落ち着いていられるなんて。

Toshlの「大丈夫だった?」に、ちゃんと答えたのかどうか、覚えていない。
私の緊張はピークで、声が裏返るのを制御できないまま、「すみません、疲れてるところ、わざわざ来ていただいて! ありがとうございます、すいません」とか何とか、言った気がする。

あのね、自分で言うのもなんだけど、私、こう見えても仕事は結構ちゃんとやってるんですよ。仕事中の私は、こんなじゃないんですよ。もうちょっと落ち着いてて、しっかりしてるんですよ。
ねぇ、お願い! 誰か、Toshlに伝えて! 普段の私はこんなじゃないの! こんな、声裏返ってないの!

4/29のDINE & CONCERTの模様が収録されたDVDを渡され、握手する。
Toshlの笑顔が目の前にある。パニックの一方で、肌が綺麗だなー、なんてことを思った。

Toshlは、スタッフに囲まれて、私たちから離れて行った。
私は、夢見心地で呆然としたまま会場から出て、帰路に着いた。

帰りの電車の中、泣きそうになりながら、「一生ついて行ってやる!」という思いを強くした。

最高に最幸に熱い夜を、ありがとう。


2015年07月22日(水) 【7/20】魔夏の夜 Toshl ロック祭り〜ライブ編��

7/20に赤坂BLITZで行われた「魔夏の夜 Toshl ロック祭り」ライブ編の続きです。

Dear My Friendsが終わると、再びステージ袖へ。そして、登場したときは、白いロングジャケットを羽織っていた。このジャケット、全身に水色や紫の大きな花模様が散りばめられていて、何と言うか……ちと微妙なデザインだった。なぜ、このジャケットを選んだんだろうか。

気になる白ロングジャケットで、群青の夕紅れ。
この曲、初めて聴いたときはあまりピンと来なかったけど、生で聴くとやっぱり迫力あるなあ。4/29のDINE & CONCERTで聴いたときより良かった。
今日も、ずっと声の勢いが衰えないね。

さてさて、群青の夕紅れが終わると、Toshlが「ここで素敵な仲間を紹介するぜー! On Bass , HEATH!!」と叫んで、HEATHが登場した!
私、ほぼ一番前の一番左端にいたんですが、HEATHが出てきていつもの定位置に着くと、もうホントに目の前なんですわ!
HEATHの存在感というか、オーラが半端ない! XJAPANでは年下で弟みたいな雰囲気だけど、こういう若手バンドがいるところに出てくると、貫録が凄まじい。正直、あのオーラにはびっくりした。
今日のHEATHは髪の毛いじってなくて、ストレートに下ろしてて、サングラスかけて、黒いシャツは胸元がはだけてて、めっちゃセクシー。そして、脚がめっちゃ細い!
ベースを持った佇まいがカッコ良すぎる!
ごめんなさい、Toshlそっちのけで、HEATHばかり見てました。

HEATHをまじえてやったのは、武士JAPANだった。途中、ToshlとHEATHが背中合わせになったところがサマになってカッコ良かった。
間奏で、メンバー紹介が行われた。Toshlが名前を叫んで、紹介された人がひととき単独で演奏する。ひとりひとりにしっかりスポットが当てられていて良かった。XJAPANのライブでも、これくらいメンバー紹介に時間を取ってくれたら嬉しいなあ。まあ、代わりにソロコーナーがあるわけだけど。HEATHの紹介のときは、ひとしきりベースをかき鳴らして、それでもToshlが「まだまだ聴きたいぜ、HEATHのベース♪」と歌って促すので、結構長いことベースを堪能できた。
Toshlにもバックボーカルにも煽られながら、武士JAPANで散々盛り上がり、曲が終わるとHEATHは退場してしまった。残念! 1曲だけかぁ。

Toshl「えっと、次、何だっけな……あ、そうだ! ラストナンバー行くぜ!」

Toshlくん、ちょっとお疲れのようです。

Toshl「もう一人、変な、本物のToshlがいるんで、呼びます。saToshl!」

いやいや、あんたが本物だよ! と突っ込まずにはいられない。
VIPタイムだけじゃなかったのね。sa'Toshlが登場して、客席を煽る……が、VIPタイムのXのときより声が似てない気がする。私がsa'Toshlに慣れてきたからかな。そして、なぜかだんだん西川貴教に見えてきた。Toshlと西川貴教って似てるのか?
sa'Toshlが煽っている間に、本物のToshlは黒いジャケットに着替えてきた。うん、黒のほうがかっこいいよ。

始まったのは、オルガスム!
いやー、すごいぁ、これやるって。XJAPANのライブでは、もうあまり体験できないもんねえ(2009年の東京ドームでやったのが最後かと)。
せっかくだから、HEATHもオルガスムまでいれば良かったのになあ。
前半はToshlが歌って、間奏からsa'Toshlと二人で煽る煽る。
途中、Toshlが客席に向かってCO2をブシューっと吹きかける。YOSHIKIみたいだなあ。
それから、Toshlとギター、ベースの人たちがドラムの方を向いて横一列に並んで、そろって首を横に振った。うわぁー、これ、昔のXJAPANのライブDVDで見たやつだよ!
その間も、Shinyaはずっと高速ドラムを叩いているわけで、めちゃくちゃ大変そうだった。このライブの前にやったニコ生のToshlチャンネルで、バンドメンバーが口々に「セットリストにひどい曲がある」と言っていたのは、オルガスムのことだったのか。みんな頑張れ!
客席はもちろん大いに盛り上がって熱狂が続き、私も負けじと叫ぶのだけど、途中でちょっと疲れてしまった。
長い長いオルガスムが終わると、メンバーは退場した。Shinyaは顔が青白くなっていて、ちょっと心配。

何度も書くけど、かなり暑い日だった。オルガスムの疲れもあって、みんな、うちわで扇いだり水分補給したりして休息を取ってから、思い出したようにアンコールを促した。

アンコールは、まずToshlが一人で登場した。半袖の赤いTシャツを着ている。大きなドクロやスパンコールが付いていて、かなり派手だ。

Toshl「大丈夫かよ、おい! なんかすっごい長い間アンコールがなかったんで、どうしようかと思った。じゃあ僕、座っちゃうよ?」

赤いTシャツのToshlに向かって、客席から「かわいい!」「かっこいい!」と声が飛び交う。

Toshl「こっち側はかわいいって言うし、こっち側はかっこいいって言うし、かわいいの、かっこいいの、どっちなの?」

Toshlが手で客席を左右に分けながら突っ込みを入れるけれど、さらに「かわいい!」「かっこいい!」が盛り上がるばかりで、収拾がつかない。

Toshl「みんな、ホントに大丈夫? 看護婦さん来てるからね。なんかそこに偽物の看護婦来てるけど……Xって書いてある。奥に本物の看護婦さんいるから、大丈夫じゃない人は言ってね」

XJAPANのグッズで、小さなナースキャップの付いたカチューシャがある。そのカチューシャを付けた人が客席にいたらしい。
この日、Toshlは何度か「大丈夫?」と、私たちを気遣ってくれた。それだけ、Toshlも酷暑を実感していたんだろう。
「Toshlは大丈夫?」という声に、「俺は大丈夫じゃないって!」と答える。いいなー、こういうやり取り、嬉しい。

ToshlがCUTTを呼んだ。
CUTTくんは、hideが見出したバンドSHAME(今は解散してるっぽい)のボーカルだったのだが、実は、1992年にToshlがパーソナリティーをやっていたオールナイトニッポンに、ファンとして「低姿勢前田」というニックネームで電話出演し、Say Anythingをデュエットしたことがあるらしい。当時、私はまだXのファンではなく、オールナイトニッポンも聴いたことがない。残念だなあ。あと2年早くファンになっていればなあ。

23年ぶりだね、という話で盛り上がる二人。
Toshlが「X TOSHIのオールナイトニッポン! ちゃらっちゃ〜ちゃっちゃららっちゃっちゃちゃ〜提供は、ブルボン」と、楽しそうにタイトルコールを披露してくれた。
それから、「hideに見初められてデビューしたんだよね」という感じでCUTTを紹介した。紹介を受けて、CUTTが説明を続ける。音楽の道を志していたCUTTは、hideがEメールアドレスを公開していたので、デモを送ったそうだ。そのとき、少しでもhideの目に留まればと、Toshlのオールナイトニッポンに出たことがあると付け加えたらしい。

Toshl「それhideから聞いてない……あ、今思い出した! なんか言われたなあ」

Toshlくん、思い出すの遅いよ!

CUTTとの思い出話が一段落すると、Toshlからお知らせが。

Toshl「次のイベントが決まったんですよ。大阪で。大阪と言えばロート製薬ですよ。ね、社長?」

そう言って、2階席を見上げた。ロートの社長が来ているらしい。大阪かあ。一緒にお誕生日をお祝いしたいけれど、さすがに大阪は行けないなあ。ちょっと残念。

Toshl「10月でございます。10月と言えば何かわかりますよね? 特に今年の誕生日はこれですから」

片手を開いて前に出す。すかさず、客席から「5歳?」という突込みが入る。

Toshl「5ちゃいじゃないの!」

「5ちゃい」って……かわいすぎる!

そして、「二人にとって思い出の曲を」ということで、ふたりでアコギを持ってSay Anythingを弾き語りしてくれた。
これが、半端なく良かった。CUTTも歌がうまいし、Toshlの声とすっごく合うんだよね。まるで長い間ずっとデュエットしてきたみたいな息の合い方で、とても23年ぶりとは思えない。
YOSHIKIが作った曲を、かつて一ファンとしてToshlとデュエットし、その後hideに見出されたCUTTが、今またこうして同じ曲をToshlと歌っている。その巡り合わせと歴史を想ったら、じんと来た。
Toshlも嬉しそうだったし、抜群の安定感で、ずっとずっと聴いていたかった。Toshlの弾き語り、なんて心地良いんだろう。

Say Anythingが終わるとCUTTはいったん退場し、しばらくして他のバンドメンバーと一緒に出てきた。メンバー全員、私たちがもらったToshlマイメロTシャツを着ている。Shinyaも着てる。めっちゃかわいすぎる!

Toshl「みんなToshlマイメロディー着てるじゃない。僕は偉いから、Toshlマイメロディーなんか着ませんよ。いやいや、そんなことない。今日寝るときに着ようかなと思って。皆も寝るとき着てね。僕だと思って」

きゃー、Toshlのバカ! そんなこと言うの、やめて!
私も寝るときに着ようと思ってたのに、「僕だと思って」なんて言われたら、Toshlに抱かれてるみたいで恥ずかしくて寝れないじゃないか!
(後日、着て寝ました。ちゃんと熟睡できました。めでたしめでたし)

Toshl「では、これも20数年ぶりです。これも、僕から皆さんへのメッセージ」

そう言って始まったのは、Beautiful Harmonyだった。思わず「うわぁ!」と歓喜の叫びが漏れてしまう。Beautiful Harmonyは、Toshlのソロ曲の中でも一、二を争うくらい生で聴きたかった曲だ。
あとは、いつかHANAが聴けたらいいなあ。Beautiful HarmonyとHANAは、私にとって二大ソロ曲ですよ。

スクリーンには、地球や海や太陽の映像と一緒に歌詞が流れた。
後半は、客席にマイクを向けてサビを繰り返す。
いいことも悪いこともすべて包み込むようなやさしさで、満たされていた。バックボーカルのCUTTとKateが副旋律を歌うから主旋律を保つのが難しいけれど、この至福の時が永遠に終わらなければいいのにと思いながら、サビを歌い続けた。周りの声と時折混じるToshlの声も聴きながら、叫ぶんじゃなく、その空間にふさわしいような、なるべくやさしい声で。
4/29のDINE&CONCERTよりも、さらにToshlと精神的に近いところにいられるような気がした。それはたぶん、身勝手な自惚れだろう。でも、いいんだ。「皆さんへのメッセージ」と言って歌ってくれたDear My FriendsとBeautiful Harmonyは、一生忘れない。

Beautiful Harmonyが終わるとバンドメンバーは退場し、ステージにはToshlだけが残った。
Toshlは今回のライブができたことなどへの感謝の言葉を述べ、「感無量です」と言った。それから、再び10月のイベントを告知する。客席から「楽しみー!」という声が上がると、「楽しみにしてるの? 僕はあんまり楽しみじゃない」なんて、いつものToshl節が炸裂した。うん、こういう、本当はとってもやさしいしイベントも楽しみにしてるくせに、わざといじわるなところも、かわいくて大好き。

Toshl「いろいろあるよ、今年は! 今年から来年にかけてね」

おお、そうなのか! 来年も、いろいろ期待していいのかな? 楽しみだなあ。

そのとき、Toshlの目の前には電子ピアノが用意されていた。だけど、マイクスタンドがなくて、「ちょっと待ってね。マイク持ってるとピアノ弾けないもんですから」と言って、スタッフがマイクスタンドを用意するのを待つ。
そして、セッティングが完了したところで、曲の前にはっきりとこう言った。

Toshl「皆さん、これからも、Toshlについてきてください」

「XJAPANに」や「僕たちに」ではなく、もちろん「YOSHIKIに」でもなく、「Toshlについてきてください」と私たちに向かって力強く言ってくれた。
ついて行くよ。当たり前じゃないか。嫌だって言ったって、一生ついて行ってやる! 覚悟しろよ!

ラストソングは雨音だった。
最近は、いつも最後が雨音だなあ。この曲で締めくくられると、しんみり終わっちゃうから、たまには曲順を変えてほしいというのが正直なところなんだけど。
でも、過去と決別するときのToshlの想いが痛いほどぎゅっと詰め込まれているから、Toshlにとってとてもとても大切な曲なのだと思う。歌詞の中の「あなた」はYOSHIKIのことだとか、ファンのことだとか、いろんな解釈ができるんだけれど、おそらく特定の誰かではなくて、Toshlがこの曲を歌うときに思い描く愛する人すべてなんじゃないだろうか。そこには、YOSHIKIも他のXJAPANのメンバーも、そして、きっと私たちも入っているはず。
この曲を作った当時は、大きな痛みを抱えて、けじめの意味もありつつ、「救ってほしい」という気持ちもあっただろうと思う。だけど、いまは当時より一歩(何歩も?)前に進んで、大きな願いと希望の歌になっているんじゃないかな。
「あなた」に、光でいてほしい、すべてでいてほしいとToshlが思い続ける限り、私は「あなた」でいたい。
最後にこの曲を歌うことは、そのときそのときの、Toshlの決意の表れだと思うから、しんみりしながら、全身全霊で、その決意を受け入れたい。

雨音が終わると、バンドメンバー全員が登場した。HEATHもいる。白いシャツの胸元がはだけてセクシー(武士JAPAN演奏時は黒いシャツだった)。
HEATHは、顔に巻いていた自身のグッズタオルを客席へ投げた。あのタオルをゲットできた人、羨ましい! なんてったって、HEATHの汗とにおいが付いているんだもの!
全員で並んで、バンザイ十唱。そして、Toshlはメンバーひとりひとりと握手を交わし、抱擁した。

暑くて熱くて、最高にエネルギーに満ちたライブだった。
Toshlがとっても楽しそうで、最初から最後まで勢いが途切れなくて、安心した。


2015年07月21日(火) 【7/20】魔夏の夜 Toshl ロック祭り〜ライブ編��

7/20に赤坂BLITZで行われた「魔夏の夜 Toshl ロック祭り」の続きです。

かなり暑い日で、VIPタイムが終わってライブ開演を待つ間、気分が悪くなってスタッフに外へ連れ出される人もいた。しっかり水分補給しながら、最後まで気合いで頑張らねば!

セットリスト↓
CRYSTAL ROCK
Love Is MARIA
Sadistic Desire
Joker
Carry On
Love Dynamics
Dear My Friends
群青の夕紅れ
武士JAPAN(HEATH参加)
オルガスム
===アンンコール===
Say Anything(CUTTとのデュエット)
Beautiful Harmony
雨音

ステージ前方に、小さめのドラムセットが組まれた。後方にはちゃんとShinya用の立派なドラムセットがある。ということは、前方のドラムはToshl用だなと思って、ドキドキわくわくする。

Toshlはスパンコールのついたジャケットで登場した。CRYSTAL ROCK KNIGHTSメンバーも登場。予想通り、Toshlはドラムの椅子に座り、ヘッドマイクを付けた。YOSHIKIのようにドラムスティックでXを作り、スティックの先からは緑のレーザー光線が伸びていた。
ドラムを叩きながら、CRYSTAL ROCKを歌う。すごいなー、どんどんドラムがうまくなるねえ。
間奏で、ドラムを蹴り倒した。4/29のDINE & CONCERTでピアノの椅子を蹴り倒したときも思ったのだけど、そういうのはYOSHIKIに任せておいたらいいんじゃないだろうか……。いや、まあ、Toshlがやりたいなら良いんだけども、どうしてもYOSHIKIのほうがサマになるのよね。Toshlがやると、頑張ってる感が否めない。
ばらばらになったドラムセットはスタッフが撤収し、後半はスタンドマイクで歌っていた。ドラム叩きながらもカッコいいのだけど、私はスタンドマイクスタイルのほうが好き。

CRYSTAL ROCKではToshlに釘付けだったけれど、続いてのLove Is MARIAで、改めてバンド全体を見渡す余裕が出てきた。
バックボーカルで参加しているCUTTがギターも弾いていた。ドラムのShinyaは編みこんだ長いエクステを付けていて、昔のYOSHIKIを思わせる風貌だった。

CRYSTAL ROCKもLove Is MARIAもかなり力強い歌声で、初っ端からボルテージは最高潮。
Love Is MARIAのあと

Toshl「魔夏の夜ToshIロック祭りへようこそ! 今日はお前たちの大好きな肉弾戦だぜ!」

そしてそして!

Toshl「サディスティック!」

この一言で、思わず歓喜の叫び声をあげてしまった。会場中、さらにヒートアップ。

Toshl「Sadistic Desire!!」

Sadistic Desireは、XJAPANのライブも含めて、生で聴いたことがない。今後も、聴ける機会はないかもしれないと諦めかけていた曲の一つだ。それが、今日ここで聴けるなんて、めちゃくちゃ嬉しすぎるじゃないか!

ぐるぐる回りながら、暑さも年齢ももろともせずにパワフルに歌うToshl。
正直、私はToshlのボーカルを聴きに来ているので、バックボーカルはなくてもいいのになぁ、なんて思っていた(ごめんなさい)。
でも、Sadistic Desireで考えを改めることになる。バンドメンバーの声が重なることで曲に一体感と厚みを生み出していて、「この曲を聴けて良かった!」という感激が増した。ただし、私が一番かっこよく感じたのは、バックボーカルで参加しているメンバーではなく、ベースの明徳のデスボイス。彼の声、Sadistic Desireにすごく合う。
Sadistic Desireは、hideの作曲だ。右側でギターを弾いているのがhideだったらなあ、と思う。けれど、そこにある気持ちはかなしいだけでも寂しいだけでもなくて、誇らしさも混じっていたんだ。いまを生きている誇り。そして、hideがいなくても、若いギタリストたちがこの曲を引き継いで、しっかり魂を入れて弾いてくれていることが、心の底から誇らしく思えた。
誇りを胸に、サビの英語詞を力の限りに叫ぶ。
Sadistic DesireはXJAPANの曲だけど、ちゃんと、CRYSTAL ROCK KNIGHTSの曲にもなっていた。
歌いながらカメラに向かってピースサインや投げキッスするToshlがかわいい。

Sadistic Desireが終わると、Toshlは私たちももらったうちわを手にした。

Toshl「大丈夫? ちょっと後ろ下がった方がいいんじゃない? 危ないから。ほら、押さない! 扇いでくれるのは嬉しいけど」

最前列のお客さんがかなりステージぎりぎりまで詰め寄っていた。ちょっと心配するToshlくん。

Toshl「じゃあ、うちわタイム行くぜ! Joker!」

そう叫ぶから、またまた歓喜。Jokerは、作曲だけじゃなく作詞もhideだ。XJAPANのライブではhideが作った曲をあまりやらなくなった(DRAINはいつもやるけど)から、こうやってソロライブでやってくれるのは、hideへの愛とリスペクトを感じられて嬉しい。
色とりどりの大きな風船が出てきて、客席とステージを行ったり来たり。Toshlは、うちわで自分やお客さんを扇ぎながら、飛んできた風船を蹴りながら、ときには客席にペットボトルの水を撒いたりもして、とっても楽しそうに歌っていた。その笑顔を見て、私ももっと楽しくなる。風船が頭にぶつからないように、気を付けつつ。

いったん舞台袖に引っ込んだToshlは、ジャケットを脱いで、大きなどくろの付いた黒いTシャツ1枚で出てきた。おお、半袖! 二の腕が出てる! なんて貴重な!

Toshl「じゃあ、ちょっとギター持ってますから」

手にしているのは、おなじみ、深い緑色のギター。客席から、「抹茶ギター!」という声が上がる。

Toshl「そう、抹茶ギター。ギターとともに、20年ぶりにやる曲を」

そう言ってCarry Onをやったけれど、この曲は確か去年のイベントか何かで歌ったんじゃない?
(私は行けなかったけど、セットリストをネットで見た気がする)
Toshlくん、ちょいちょい記憶が飛ぶよね。

こういう曲を聴くと、「XJAPANのボーカルToshl」とはまた違った魅力に溢れていて、ソロのToshlも本当にちゃんと戻ってきたんだなあと実感する。パワーやシャウトやハイトーンだけじゃない、あったかくて優しい、地に足の着いた深くて力強い声。
昔のToshlのソロ曲って、歌詞の日本語の言葉一つ一つがしっかり耳に入ってきて、心の深いところまで届くんだよね。ちゃんと言葉の意味まで伝えようと歌っている感じ。
最近のXJAPANの曲は英語詞がほとんどだから、日本語歌詞を聴くと懐かしくてホッとする。

続いては、Love Dynamicsだった。これも良い曲よねえ。明るくて元気になる。
最後の方で、サビのLove Dynamics♪をみんなで繰り返したのだけれど、4つの音符に「Love Dynamics」って言葉をリズム良く乗せるのが結構難しい。私、とうとう一度もまともにうまく歌えませんでした。ごめんなさい。ちょっと残念でした。また次の機会があったら、絶対リベンジしたいなあ。

Toshl「久しぶりに聴いたでしょ。もしかすると、その時まだ生まれてなかった人もいるかもしれないし、成人だった人もいるかもしれないし、老人だった人もいるかもしれないけど。久しぶりにこの曲をやれてよかったです。
じゃあ、懐かしいついでに……」

ここまで言ったところで、客席から「おお?」と期待の声が。すると、Toshlも「おお?」と返す。そこから、なぜか「おお?」の応酬。で、「おお?」の言い方でPATAのマネに。
Toshlに「(PATAのマネは)もうちょっとドスが効いてなきゃいけないんだよ」と指導される私たち。
さんざんやって、苦笑しつつ、仕切り直し。

Toshl「これは僕から皆さんへのメッセージ、そんな曲です。Dear My Friends」

この曲にこの言葉を添えてくれたことが、嬉しかった。
4/29のDINE & CONCERTでは、口々にいろんな言葉で呼びかける私たちに、Toshlは「勝手に話しかけないで。友達じゃないんだから」って苦笑していた。
それが、今回は、私たちへのメッセージってことでDear My Friendsですよ。
とうとう、友達に昇格した!
こりゃあ、次回のライブでは「ハニー」になるんじゃなかろうか(←妄想)。

しっとり、聴き惚れた。
これからもきっと、かなしいことや嫌なことや腹の立つことはあるだろう。でも、こうやってToshlが歌ってくれる限りは、私は大丈夫なんだと信じられる。
大丈夫。たとえこの先、悲しみが深くなっても、もがき続けても、貴方が自分の意志と力で戻ってきたように、私もね、頑張るよ。

Carry OnからDear My Friendsまでの3曲のチョイスが素晴らしかった。Toshlファンにはたまらない。XJAPANじゃなくて、Toshlのソロライブを堪能してるんだ! って、体中で感じる。
昔から、Toshlはソロでも良い曲歌ってたんだなあ、って改めて噛み締めた。当時の、悩みや迷いの中にいたToshlに教えてあげたい。貴方は、人の心に届く素晴らしい歌を歌っているんだよ。だから、自分に自信を持ってほしい。お願いだから、そっちには行っちゃだめだ。
あの頃のToshlに、届けばいいのにな。


(続く)


2015年07月20日(月) 魔夏の夜 Toshl ロック祭り〜VIPタイム編

赤坂BLITZで行われたToshlのライブに行った。題して「魔夏の夜 Toshl ロック祭り」。夏だ!祭りだ!わっしょい、騒ごうぜ!って感じのライブ。
主に若手バンドからメンバーが集まり、このライブのためのバンドCRYSTAL ROCK KNIGHTSが結成された。

CRYSTAL ROCK KNIGHTSメンバー(カッコ内は所属バンド)↓
Drums:Shinya(DIR EN GREY)
Guitar:結生(MERRY)
Guitar:ヒロト(A9)
Bass:明徳(lynch.)
Backing Vocal:CUTT(ex. SHAME)
Backing Vocal:Kate(My Fairytale)
Piano:小瀧俊治

VIPバックステージツアーのチケットを持っていると、ライブ前のシークレットタイムに参加でき、ライブ後はToshlからDVD(4/29にあったDINE&CONCERTのディナータイムの歌などが収録されている)を手渡し&握手してもらえる。と言っても、かなり多くの人がVIPチケットを取っていたようだ。
入場の際、うちわとToshl MY MELODYのTシャツをもらえた。うちわに付いている小さなボタンを押すと、うちわ全体が光る。光り方は全部で7,8種類あり、ボタンを押すたびに変わる。
誘導されているとき、DINE&CONCERTのとき同じテーブルだった女性二人組とばったり会って、嬉しい再会だった。
かなり暑かったから、うちわで扇いだり水分補給したりして、開始を待つ。

そして、真っ白なジャケットを着たToshlが登場。
まずは「スウィーツKURENAI」の公開収録を行うと言う。
「スウィーツKURENAI」とは、ソフトバンクが提供しているスマホ用の無料の番組で、紅が流れる中、Toshlが極上スウィーツを食べながら、お悩み相談に答えるというもの。漢字だと「甘糖紅」と書く。
auでも観れるけれど、私はまだガラケーなので、観たことがない。なので、初めて番組を観れるうえに自分も参加できるとあって、ワクワクした。

「イチゴの粒々は種じゃない」ってうんちくを聞かせてくれるToshlくん。しかし、「なぁ、皆、知ってるか?」なんて語り口で、ちょっとこっ恥ずかしいんですけど! 客席から苦笑が漏れ、照れて笑ってしまうToshlくん。
そうしていると、まだ喋ってるのに、お悩み相談が流れてしまい、慌てる。
真っ赤なスウィーツが運ばれてきて、素で「おいしい♪」と喜んで食べる。かわいいぜ! 食べながらお悩みに答えていると、老紳士が紅茶を持ってきた。執事だそうだ。
なんていうか、用意されている台本も語り口も全体的に変にカッコつけた感じで、見ているほうは、こっ恥ずかしい。そしてたぶん、私たちを前にしているから、Toshlもこっ恥ずかしいんだろう。ちょいちょい噛んだり笑ったりしてしまう。カッコつけてるのに、グダグダ感が否めない。結果、「カッコいい」じゃなく、「かわいい」って印象。
「ちょっと失敗しちゃった」と、出来上がりを心配していた。そういうところも、かわいい。

公開収録が終わってしばらくすると、PROLOGUE(〜WORLD ANTHEM)が流れ、CRYSTAL ROCK KNIGHTSのメンバーが出てきた。
そして、Xが始まった!
登場したToshlは黒いシャツと黒いジャケットに着替えていた。衣装替え、速いなぁ。
……と思いながら、Xにノリノリだったけれど、途中から、あれ? なんか、様子が違わない?
なんか、声が違う……。
戸惑っていると、間奏でToshlが「じゃあ、そろそろ本物を…」と言って、もう一人Toshlが登場した。
なんと、今まで歌っていたのはToshlじゃなく、そっくりさんのsa'Toshlだったのである。
sa'Toshlは、物まねを超えた「スーパーパクリスト」だそうで、噂には聞いたことがあったけれど、実物を見るのは初めてだわぁ。
よく見ると輪郭が違うし、よく聴けば歌声も違うんだけれど、何より仕草がそっくりなんだよね。腕の使い方とか、Toshlそのもの。よく研究していると思う。
本物のToshlも、黒いシャツに黒いジャケットを着ていた。私たちを驚かす&衣装替えの時間を埋めるのでsa'Toshlを連れてきたのかな。
Toshlが「(Toshlじゃないって)気付かなかった人?」って聞いたら、客席の半分くらいがおずおずと手を挙げていて、Toshlはショックを受けていた。
Xの後半はToshlとsa'Toshlの二人で盛り上げていて、楽しかった。

ライブ前のシークレットタイムは、これで終わり。
ライブ本編まで、しばし待つ。


(続く)


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