悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」

2014年08月31日(日) つたないことば 2

1、時間は風のよう/ただ流れてゆくだけ

  時とともに/皆去ってゆき/音信も果てた

2、夏の去った海辺には/かなしみだけが残された

  人影は失(う)せ/

  嘆きのつきぬ波だけが/くりかえす

3、秋の日の寂しさが/しみじみと感じられる日です

  木の葉(このは)たちも/色を変えて/装う季節です

  わたしも/さっそうとして/

  きれいな街を歩いてみたい

  →文集/「生きている哀感」
   2014・06・13〜
   にほんブログ村→ポエム→詩集



2014年08月28日(木) 春の印象

春の印象

喧騒な日は沈み/
静寂な白い月は登った

過去のかなしみもくるしみも/
忘れたような顔をして/
菜の花畑のうえに/
月が淡く光っていた

初春の夜の風は/
孤高のうたを囁きながら/
平野をしずかに流れていった

にほんブログ村→ポエム→詩集



2014年08月27日(水) 朝

朝

朝霧のなかから/村落は現れて/

透明な日射しが射しこむ

美しい朝がきた

夏の濃い緑は映(は)えて/

上流の水はつめたく清い

しずかな美しい朝がきた

にほんブログ村→ポエム→詩集



2014年08月26日(火) 人生のうた

「人生のうた」

ひとを愛するなかで/

かなしいことは/

ひとを信じることができないこと/

愛をつくすことができないこと

愛を知るために/

ひとは生まれ/

愛もなく終わるのは/

寂しい/あまりにも寂しい

にほんブログ村



2014年08月25日(月) 注目記事/ 青春の詩集(1)〜(4)

(1)愛の詩(うた)(一編)
   (生きるために、愛を肯定しなければならない。)

(2)愛(一編)
   (愛への強い肯定と確信)

(3)春の詩集(四編)
   (ある少女に捧げる/生の喜びをうたう)

(4)悔恨(かいこん)の詩集(二編)
   (人生への悲哀と失望/恋と青春の終わり)

   →2014・02・06(案内2)
   にほんブログ村



2014年08月24日(日) 注目記事/ 漢詩的詩集(1)〜(10)

��
ここでは、愛の喪失による痛みや悲しみを、自然界に目を向けることに
よって、脱却しようと試みる著者の姿が透けて見える。
その静謐(せいひつ)な詩世界からは、喪失によって、
研ぎ澄まされてゆく著者の孤独が、ヒリヒリと伝わってくるようであった。

��
1、2014・02・17 臨春/臨春
2、     02・18 秋月/花時
3、     02・19 秋声/深省
4、     02・20 夜明け/生涯
5、     02・21 静寂の地/日はまた昇る

��
→2014・02・16(案内4)



2014年08月23日(土) 雑記 4

一

花いちりん/

忘れた恋に/花一輪

花いちりん/

忘れたあの子に/花一輪

二

花いちもんめ/

負けて/あの子を横取りされて

花いちもんめ/

しあわせ/みな/奪われて

三

一輪咲いた/花のさみしさ

→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」
 2014・06・13〜08・23

 にほんブログ村



2014年08月22日(金) 雑記3

1、ハクモクレンのやわき白さは、
  きみの頬の白さよ。
  長い年月が過ぎて、忘れてしまったが、
  そのイメージが、きみの存在を支えている。
  高校一年生のままだ。

2、きみのくれた手紙の中味を、
  忘れてしまったが、
  一言、覚えている。
  [  ]
  きみが、そう呼んでくれた。
  そこには、深い善意があった。

3、わたしは、探したい。
  わたしは、見つけたい。
  一言の善意を。
  人は、敬意と善意によって、
  友達になれる。

  にほんブログ村



2014年08月21日(木) 雑記2

生存

露出した血管の[白さ]と/

[赤い]血液は/美しい

血溜まり(ちだまり)のなかで/

意識を失い/

集中治療室で/目が醒めた

死ななかった

それから/6年かけて/

人格障害を矯正し/

いまは/ただ/静かな孤独のなかにいる

誰もが/この/歪んだ社会のなかで/

この過当競争のなかで/

自分の栄誉を/手に入れるのに/

必死なのだ

→悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」
 2014・01・15〜04・26
→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」
 2014・06・13〜08・21
 にほんブログ村



2014年08月19日(火) 人生メモ 6


人生において/
最たるものは/愛と孤独である

愛ほど/人生に/幸福を与えるものはなく/
孤独ほど/悲劇を与えるものはない

私は/それが/なぜだか/知っている
人は一人では生きれない生物であり/
かつ/一人で生きらねばならないからである

そして/幸いなことは/
死があることである
どんなに孤独な者も/
それによって/解放される
どんなかなしみも/さびしさも/
死によって/終焉(しゅうえん)を迎える

つまり/孤独な人生にとって/
死があることが/歓びであって/
愛の人生にとっては/
最も深い苦しみとなる

神は/そのように/
人間を平等にした

→生きていることの哀感/文集{さびしきうた)
 2014・06・13〜
 にほんブログ村→ポエム→詩集



2014年08月18日(月) 雑記 1

一
やさしい 夏の明るい風が 吹いている
少年のぼくは きみだけを 愛していた
どれくらいかといえば 地球の直径くらい
ある時は やわらかい日射しのように
ある時は はげしい雨のように
抱きしめた

二
いまも きみのことを 忘れていない
校庭の片隅で 一度だけ キスをした
きみは 知らないだろう
いまでも ぼくのこころの中には
きみが 実在していることを

→悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」
  2014・01・15〜04・26
→生きている哀感/文集「さびしきうた」
  2014・06・13〜08・14

にほんブログ村



2014年08月13日(水) 37、悲哀の空 

悲哀の空

○やわらかな白い雲が/

春のやさしい風に乗って/

遠くへ/遠くへ/

流れてゆく

○そして/また/

白い雲が/頭上にやってきて/

遠くへ/流れてゆく

いつの時代も/同じだった

○あの白い/雲のように/

自由に/流れていけたら

何の目的もなく/

かなしみも/さびしさもなく/

生きていけたら/素敵なのに

○いまも、わたしもきみも/

たえまなく/

悲哀の空を/流れてゆく  

→悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」
  2014・01・15〜04・26
→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」
  2014・06・13〜08・14

にほんブログ村



2014年08月11日(月) つたないことば 1

1、白い波が打ち寄せる/

  黒い岩場が/遠遠と続く/

  潮騒の響く道路の一角に/

  バス停の標識が/ポツンと立っている

2、月夜の砂浜に/光はしずかに/

  舞い降りて/ぼんやりと白い

  その上に一つの影/私は過去に立っています

3、いのちと思想の融合する/果てしなく遠い/

  だれ一人/辿(たど)りつくことのない/真理の世界

  どんなに遠く険しくとも向かう/静寂の地へ

4、尖った孤峰の上を/

  月は/するどく照らしだし/

  天に星/地に影/

  一人/山中にありて/闇のなかに/風の声を聞く

  野獣のごとき/強き意志は/ありやなしや

  →文集「さびしきうた」2014・06・13〜
  にほんブログ村



2014年08月09日(土) 36、青春の日

一

夕日のしずかな感情。

疲れ果てた日没。

きみのさみしい(うた)が、聞こえる。

どこから、聞こえるのか、解らないが、

西から聞こえてくるようで、

北から聞こえてくるようで。

二

きみの所在は、解らない。

さみしい(うた)は、何を語るのだろう。

人生の終幕が降りる前に、確かめたい。

三

今日も、いとまもなく、過ぎた。

明日もそうだろう。

その次の日も、その次の日も。

終幕は、たしかに近づいている。

四

きみのさみしい(うた)は、何を語っているのだろう。

わたしの終幕が、降りるまえに、確かめたい。

それは、未練か、執着か。

ただ一度でよい。

再会したい。

何が、真実であったか、知りたい。

→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」2014・06・13〜
にほんブログ村



2014年08月07日(木) 35、愛惜

㈠深夜に、しずかに降りつづいて、

 早朝に見る雪を、「美雪」と呼ぶ。

 朝日に輝いて、美しい。

㈡今朝二人は、別れる。

 愛し合う者の別れを、『愛惜』と呼ぶ。

 二人には、どれだけ哀しいことか。

 寂(さみ)しいことか。

㈢しかし、運命は変えられない。

 定めは変えられない。

㈣二人が別れてゆく今朝、

 「美雪」は朝日に輝き、

 しかし、心は悲愴だった。

→文集「人生の時」2014・01・15
にほんブログ村



2014年08月06日(水) 人生メモ6

未来予測図

一
限られた地球(環境・水・食料・エネルギー・資源)のなかで/
自由経済が/これから/限りなく/進化・成長・拡大/
してゆくのは/不可能です

二
世界人口は/72億人で/
そのうち/3食/食べているのは/2割/
餓死者は/毎年/1500万人に/上(のぼ)る
食料が不足している/わけでない
2割足らずの/先進国が/
穀物の半分以上を/消費している

三
貧富の差(所得格差)が/拡大している
新自由主義は/世界の人々に/
労働・賃金で/過酷な過当競争を/強いている
会社も/グローバルな競争に/さらされている
どちらも/死活問題だ
世界は/肥満と餓死が/混在している
生きることと/食べることは/同義だ
貧困は/人間の生存の基礎を/脅かす

四
世界に残っている/貧困・差別・対立
マネーゲームは/なにも/生産しない
前世紀から今世紀まで/世界を支配している/
価値観・社会通念は/
個人主義(自由主義)に/還元される

五
現在/行きすぎた/自由主義
個人の自由(精神的自由・経済的自由)は/
社会性・公共性において/
制約すべきである
共同主義(平等主義)に/おいて/
社会的富の独占は/
社会的罪悪である

→文集「人生の時」カンタンな社会学の体系
 2014・01・24〜02・05
 にほんブログ村



2014年08月05日(火) 34、さびしさ

わたしのさびしさ/
清澄なこころ

わたしのさびしさ/
内面性の深さと/純粋性が/
深化した

わたしのさびしさ/
強さとさびしさは/
表裏一体

わたしのさびしさ/
悩みを越えることで/得られる/
「充実感」と「静寂」

わたしのさびしさ
おわりのある/一筋の道
おわりのある/かなしい道

→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」2014・06・13
にほんブログ村



2014年08月04日(月) 33、きみを待つ

一
ここにいるよ
たとえ/雪の日であっても/
激しい雨の日であっても/
あなたが/道を迷わないように/
いつまでも/ここにいるよ

二
ここは暗い
ここは冷たい
こころが/凍りついてしまった
きみは/どこにいる

三
もう/きみの/瞳をわすれてしまった
もう/きみの/髪をわすれてしまった
だけど/朽ち果てるまで/
わたしは/ここにいるよ

四
どんなに/待ちくたびれても/
どんなに/年老いても/
どんなに/こころが病んでも/
どんなに/さみしくても/
わたしは/ここにいるよ
わたしは/ここにいるよ

五
春が/来ようとしている
初春のうすい緑が/
ここを覆(おお)うまで
いいえ/初夏の濃い緑が/
ここを覆うまで
いいえ/晩秋の赤い葉が/
ここを覆うまで
いいえ、真冬の冷たい雪が/
降り積もるまで

六
わたしは/ここにいるよ
わたしは/ここにいるよ

生きていることの哀感/文集「さびしきうた」2014・06・13
にほんブログ村



2014年08月03日(日) 人生メモ5

未来予測図

一
自由と欲望の/拡大した結果/
自己愛と利己主義は/広まった
また/自由競争は/過当競争へと/変化した

二
進化・成長・拡大し続けるという/
資本主義の神話は/崩壊していない
しかし/経済成長と環境の不和は/
確実に/大きくなっており/
いづれ/決定的になるだろう
 (環境汚染・破壊/水・食料の不足/
  エネルギー・資源の枯渇/人口爆発/
  飢餓・餓死/貧困)
ゆえに/人類社会は/一度/破綻するはずだ
そして/地域社会を中心にした/
循環型社会に/再編してゆく
 (自然との共生/欲望の抑制/経済的平等)

三
現代社会の基礎は/民主主義だ
人権として/経済的平等が/成立すれば/
経済に/大きな制限を/与えるだろう
 (自己決定権は/自己責任に/基づく)
経済の制限も/安全保障も/
国民投票で/国民が決めたのであるなら/
どのような結果になっても/
その責任は/国民自身が/受け入れなければ/
ならない
それが/民主主義だ

五
共同社会は/厳格な所得再配分で/
平等な社会を/実現するだろう
なぜなら/仕事は/
対等に/社会的必要性を持つ
ただ/仕事には/貴賤はある

→文集「人生の時」案内1、カンタンな社会学の体系
             2014・01・24
にほんブログ村



2014年08月02日(土) 32、青年

青年

林のなかに/灯火が1つ

わたしを/救う光だ

闇は/わたしに/しのびよってくる

事実は反対なのだが/

わたしには/そう思えた

 灯火が/闇に投光している

闇のなかに/5mほど/光が/支配している

青年の頃/わずかな光だった

先が見えなかった

不安に/支配されていた

→生きていることの哀感/文集「さびしきうた」2014・06・13
にほんブログ村



2014年08月01日(金) 31、まっさおな空

一
さみしいくらい/
まっさおな空に/
向かってさけんでも/
誰もいない/返答はない

二
神はいない
仏はいない
小四の時死んだ/
友達はいない

三
まじり気のない空は/
まっさおに/青ざめている/
沈黙している

四
だから/
わたしはさみしい
わたしはかなしい

五
空に/知人がいて/
見守ってほしい
空に/知人がいて/
見つめてほしい

六
友はどこにいるのか

七
わたしは信じている
敬意と善意/固い絆

八
この世界に/善が存在し/
いたわりと/思いやりが/
存在する

九
一生会えない友よ
だから/ただ/
まっさおな空を/
見上げている


→悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」2014・01・15
にほんブログ村


 < 過去  INDEX  未来 >


hideki [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加