おもいのかけら
秋里彩華

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■ 夕暮れは悲しい記憶

「夕暮れは悲しい記憶」

帰る場所を
失くして
ひとり
もう
泣かないと誓う

夕暮れは
悲しい記憶
決して
交わることのない
空と海

それは
まるで
あなたと私

2004年08月08日(日)

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■ 紅い月

「紅い月」

どんなに
愛し合っていても
この世の果てまで
たどり着いても
あなたと私
結ばれない
かもしれないと
夕暮れの
哀しいくらい
か細い月が予言する
もう運命を
サダメと
呼ぶのはよそう
たとえ抗う
強さがなくとも
いまは失いたくない
あなたと私
乗り越えてきた月日

2004年08月09日(月)

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■ ムラサキの石

「ムラサキの石」

カーンカーン
鳴る石は
大地の胸に抱かれて
あまりの愛の深さゆえ
頑なになり
今日も動かず
カーンカーン
森に響く
ムラサキの石の泣く声は
カーンカーン
夜のしじまに
ただただ空気を
震わすばかり
カーンカーン
渇いた風に
雪花がつと飛び交えば
カーンカーン
空に泣くのは
静かに抗う
ムラサキの石

2004年08月10日(火)

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■ おもいをのせて

「おもいをのせて」

空へ向かって
いっしんに
伸びる
みどりたち
空の彼方へ
癒されにゆく
ああ
今日も
いのちは
天を
めざしてゆく

2004年08月11日(水)

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■ 運命の輪

「運命の輪」

めくるめく
運命の輪に
翻弄される
わたしたち
波間の小舟
どこへ
行くのか
何を
見るのか
すべては
未来の
手の中に


2004年08月12日(木)

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■ いのち

「いのち」

ふたりが
出逢うために
うまれ
別れるために
共に生き
泣き笑い
交じり
残されるものは
何なのだろう

2004年08月13日(金)

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■ よるのまにまに

「よるのまにまに」

いちめんに
ふうわりと
うかんではきえ
かなしみが
そらへ
かえってゆく

こだちのなかを
ゆうらりゆら
ゆられておちて
なみだのつぶが
だいちに
とけてゆく

トゥラルラ
トゥララルラ
あのこはひとり
しずかにないた
トゥラルラ
トゥララルラ
みおろすつきが
なぐさめうたう
よるのまにまに

2004年08月14日(土)
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