てくてくミーハー道場
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2009年04月27日(月) |
『第35回俳優祭』(歌舞伎座) |
本興行は行かなかったくせに、俳優祭はしっかり出席してきたよ(夜だけ)
仕事があったので、序幕のオールスターの皆さんによる所作事はちょっとしか観られず。
直に俳優祭名物の「模擬店」巡りの開始となりました。
満員の客約1900人+参加俳優200人近く+歌舞伎座従業員十ン人+NHKの中継スタッフがロビーに溢れかえった様は、まさに場内芋洗い状態(×_×;)
すっかり消耗。
が、今年もぬかりなくイケメン役者チェックだけは怠っておりません(*^^*)
今年の注目No.1は、もちろん幸せいっぱいの勘太郎なのですが(まあ、ここの父子の売店は、毎年近づくのも苦労する)、例によってぼくは遠くから眺めるだけにとどめました(そばで歌舞伎座従業員の方が、「立ち止まらないでくださ〜い!」と常時叫んでいた。・・・まさにパンダ状態)
地下からぐるっと巡るのがぼくのいつものパターン。
今年は、あまりお腹空いてなかったのでお寿司はやめて、唐揚げのお店へ。
おヒゲをたくわえたメガネ男子のシドちゃん(中村獅童)、少々お疲れのご様子。
「学園祭価格」の唐揚げを買って、一階へ。
玄関前のロビーでは、天王寺屋父子がもなかセットを販売中。鷹之資がめっちゃ元気いい(*^^*)矢車会行くからね。
場内暑くて暑くてたまらないので、飲み物を買いに二階食堂へ。
高島屋(市川左團次)サマから直々にウーロン茶をお手渡しいただき、握手をしていただく(←何故最上級敬語?)
今年の“握手”は、この方だけと決めて、他の役者さんは観賞して歩くだけにしました。
すぐ横でもなかアイスを売っていたのは歌六丈。本当は買う気がなかったのに、目の前を通った絶妙のタイミングで、
「さあドウゾ!」
とニッコリされ、ふらふらとつい購入((−−;)勧誘に弱いタイプだ気をつけろ)
暑い中アイスを買ってしまったので、溶けないうちに唐揚げとともに食す(お腹こわすぞ!)ことに。
廊下のソファに座ってごった返す人波を眺めていると、好江さんが!
あわっ! 「おめでとう」を言いたい! でもこっちはアイスほおばってるし。
向こうは次から次へと囲まれてお祝いを言われてるし。
仕方ないので、心の中でおめでとうを言いました(小心者)
しばらくすると、場内こんなにくっそ暑いのに(言葉悪いぞ)、着流しに襟巻き姿という「キザ」を絵に描いたような長身のおにいさんが目の前を通った。
キザだ。ぼくが今まで出会った中で、一、二を争うキザだ。と半ば感心していたら、それは岡幸二郎クンであった(≧∇≦)そりゃーキザだわ。
最初は周りも若干退いていたが(笑)、そのうち何人かが気づいたらしく、写メばしばし撮られていた(^^ゞ
食べ終えて、再び場内巡り。
人だかりがしてるところは、当然ぼくも大好きなあの方この方のお店であることは判ってるのだが、なにしろ攻撃力(?)の弱いわたくし、逆に引き返してしまう始末。
やや人の少ない(こら)一角で、今年一番の収穫を発見( ̄ー ̄ )
そんな「平成21年度 ておどるが決めるイケメン歌舞伎俳優No.1」は、中村隼人くん15歳に決定!\(^^)/お父さんが当代錦之助
いや〜もう、こんな整ったお顔、久しぶりに見ました。
萬屋の、バタ臭い方面の遺伝子を凝縮したような隼人くん。なにとぞ二十歳過ぎてもその顔でいてくれ、ヨロシク(どういう意味だ?)
もちろん、ぬかりなく松也ちゃん(今回も、女方スタイルだった)もじっくり観賞し、さてそろそろ席に戻るか、と思った時に、思わぬ至近距離で移動中の松嶋屋(片岡仁左衛門)とニアミス!(◎_◎;)きゃ、きゃ〜っ!
売り子をしてるお弟子さんに「あんじょうやりや〜」とおステキな京都弁でお声をかけつつ、去って行かれました(す、素敵すぎる・・・(v_v))←今までの人たち、全員ふっとんだ(ゲンキン)
今年一番の幸せを胸に、いよいよ俳優祭名物の寸劇『灰被姫(シンデレラ)』を観劇。
この寸劇、かつては平成元年に上演された『佛国宮殿薔薇譚(べるさいゆばらのよばなし)』が最高傑作と言われてましたが、脚本を中村京蔵丈&山崎咲十郎丈コンビが担当するようになってから、毎回コンスタントに面白い。
今回も、単純に『シンデレラ』を天地会でやってるわけじゃなく、「さよなら歌舞伎座」の年にふさわしい、トリビュートな逸品となっておりました(役者のぐだぐだ感は、まあご愛嬌)
ぼくが一番面白かったのは、単にふざけてるだけじゃなく、それなりの芸を見せてくれたソメソメの「薮空棒之助」(←決してなだぎ武ではありません/こらっ)でした。
菊パパは、今年もゴーイングマイウェイでした(^^ゞ(役名=おくりびと←超意味不明!)
海老蔵のジョーク(服を脱ぎながら、「裸になって何が悪い!」と叫ぶ)は、ちと許せませんでした( ̄^ ̄;)
まあ、みんな笑ってたってことは、この事件自体、「笑ってすませられることだろ」とみんな思ってるってことだからね。いいんだけどね。
ただ、海老蔵には「キミの場合、決して他人事じゃない!」と言ってやりたい(おいおいおい・・・/大汗)
気をつけたまえ。まじで(←敵意を感じるぞ?)
そんなこんなで、途中例によってぐだぐだしながらも、最後には「歌舞伎座の神様」に会場全員の柏手を奉納して、めでたくお開きとなりました。
それにしても、四月の番付を改めて確認したら、近来になく「絶対に見逃してはならぬ」超演目&超配役だったことに気づき、ちょいとへこんだ。
来月からは、見逃さないようにしないと。
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