| 2020年09月15日(火) |
ワンコと散歩中にカマキリ捕獲。コカマキリと思われるそれを咄嗟にうんち袋に放り込む。ワンコは不思議そうな顔をしてこちらを見てる。帰宅後息子に差し出すと「わわっこの前逃がしたカマキリだよこれ!」と喜びの声を上げる。図書室で借りたカマキリの本を早速開いている。 喜んでもらえてよかった。 先日、映画館で「宇宙でいちばんあかるい屋根」を桃井さん見たさで観てきた。清原果耶さんは「デイアンドナイト」で知った女優さん、ああこれからの女優さんだなあなんてしみじみ感じ入る。桃井さんとのかけあいがほのぼのいい感じで。でも私の好みは、デイアンドナイトの方だったな、なんて思いながら観た。 過去の日記を今読み直しているのだけれど。四六時中といっても過言でない程リストカットの記述が出てきて我ながらうんざりする。よくもまぁこんなにしょっちゅう切ってたなあと。いや、自分で言うなよ、ってことなんですが、あの頃はほんと、毎日が闘いだった。切らないで夜を越えることが本当に大変だった。改めて思い出すと、ただただ恥ずかしくて穴があったら入りたくなる。 でも。 性犯罪被害に遭い、セカンドレイプで息も絶え絶え、それでも娘を産んでシングルマザーやって、ってやってたら、ともかくも夜を越えるのだけで必死だったんだ、あの頃。毎晩毎晩が。必死だったんだ。 リストカットを、甘えだとか、見せびらかしたいんだろだとかいまだに言うひとたちがいるらしい。あほか、と思う。甘えや見せびらかしでわざわざ自分の身体切り刻んだりしない。 私の傷痕を見て「こんなのリストカットじゃない。絶対リストカットのわけがない」とせせら笑うひとたちがいたのも知ってる。好きに言えばいい。構ってらんない。ってか、どうでもいい。 今、今まさにこの時、自分の意識が朦朧として、カッターを握りかけてる誰かがいるなら、そっと肩を抱いて言ってあげたい。「大丈夫、この夜をちゃんと越えられる。傷つけなくても越えられるよ、大丈夫だよ」って。だから痛まないで、傷付けなくてもいいんだよ、って。 日記を読んでて思い出したのだけれど、私が解離してリストカットをしてしまい、意識が戻った時慌てて病院に駆け込んだら、治療を断られたことがあったらしい。しかも何軒もの病院から。「自分で傷つけるようなひとの傷を治すような場所じゃありません」って。当時の私は、その言葉にひどくショックを受けて、呆然としたようだった。SOSを出しても、受け止めてもらえない。そのことに、呆然としたのだろう。 今も病院は、そんな対応しかしてくれないのだろうか。だとしたら、夜を越えられないで苦しんでいる彼女や彼のSOSは何処へゆけば受け止めてもらえるんだろう。 どうか、今はもう受け止めてくれる場所ができていますように。 |
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