へい太の日記

2003年06月09日(月) でんでん虫の心臓

僕の心はでんでん虫
取り替え不可

僕の心は毎々 迷子になる

僕の心はカタツムリ ゆっくりゆっくり動き出す

相手の動きに合わせて
心も動かそうとがんばってみたけれど
ずいぶんとみんなの動きは速すぎる

のどが渇くからもう殻の中に閉じこもって
雨を待とうと思ったのだけれど

あまりに速く動いているので
そんなに様子も見たくなくて
ついつい目玉を体の中まで引きこもらせてしまう

僕の心はカタツムリ
迷路をぐるぐる回ってる

世の中はずいぶん速く動くようになったみたいだけど
僕の心は昔のまま
相変わらず周りの動きには合わせていられない

それをずいぶんと忘れてしまっていたようだ

コンビニで制服のままタバコを吸う高校生
7人はいただろうか
車から降りたとき煙の隙間をくぐるようにして
ドアへ通り過ぎた
交番もすぐ近くにあったけど
中身は空っぽだった
110バンするほどのことでもなく
黙って横を通り過ぎた
9.11の時も黙って通り過ぎたけど
love&peaceの膝元で
黙って通り過ぎるのはつらかったろうな

僕の通った後には銀色の道がかすかに残っているけれど
乾きひからびた粘液は
こんなにも力無く役にも立たないのか


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