へい太の日記

2003年06月10日(火) でんでん虫の心臓

僕の心 でんでん虫
取り替え できません

僕の心 毎々 迷子になる

僕の心 カタツムリ ゆっくりゆっくり動き出す

相手に合わせ
心も動かそうとがんばってみたけれど
ずいぶんとみんなの動き 速すぎる

のどが渇くからもう殻の中に閉じこもって
雨を待とうと思ったのだけれど

あまりに速く動いているので
そんなに様子も見たくなくて
ついつい目玉を体の中まで引きこもらせてしまう

僕の心はカタツムリ
迷路をぐるぐる回ってる

世の中はずいぶん速く動くようになったみたいだけど
僕の心は昔のまま
相変わらず周りの動きには合わせていられない

それをずいぶんと忘れてしまっていたようだ

コンビニで制服のままタバコ吸う高校生
7人はいた
車から降りたときに煙の隙間をくぐるようにして
入り口のドアへ通り過ぎた
交番もすぐ近くにあったけど
中身は空っぽ
110番するほどのことでもなく
黙って横を通り過ぎた
9.11の時も黙って通り過ぎたけど
love&peaceの膝元で
黙って通り過ぎるのはつらかったろうな

僕の通った後には銀色に光る道 かすかに残っているけれど
乾き ひからびた粘液は
こんなにも力無く役立たずなのか


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