へい太の日記

2003年08月11日(月) 光る波

青白く光る波 押し寄せてくる
オレンジにきらめく波 入ってくる
次から次へ いつしか港の外にまであふれ出してゆく
しびれて動くことをやめてしまった港
外へと舟が漕ぎ出すこともなく
また黄色い光の波がやって来た 波を涙と感じることもなく
痺れたまま受け止めて もはや感じなくなるまで感じるままに
押し戻すことはほとんどできずに
どこまで押し返せばいい
どこまで押し出せば受け止めてくれる
競わなくてはならないのか
夢の捨て場所はどこにあるのか 知っている

線香花火の大きな火の玉が
沈み行く太陽の 山の端に隠れ行くオレンジの陽が
そこに永久に留めておきたいように
そこに波を埋もれさせて置く


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へい太 [おてがみ] [へい太のほむぺ]

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