へい太の日記

2003年10月04日(土) 鳴き声に惹かれて

母屋の榎の大木に 一月ほど前からインコが住み着いている
何という種類だか知らないが ふだん聞き慣れない美しげな声が
榎の周りに降ってくる
木の下にまで行くと 葉の陰から緑の翼が見えることがある
それ以上は隠れてしまって何も見えない
外国からやってきたとも思えないので
きっとどこかの家の鳥かごから一羽だけ抜け出して
榎の大木に間借りしているものに違いない
だが我が家には猫が四匹もいる
春になればスズメやツバメの雛まで狩猟のターゲットになり
我が家の床は一面スプラッターと化す
ヒヨドリの羽が畳の部屋一面に散らばり
点々と血の跡が続いていることもあった
部屋の中を逃げ回る雛を猫と共に追いかけたことも

インコが住み着いた榎の大木
きっと育てられた鳥かごよりはずっとずっと大きなところなんだろう
聞いたこともない美しげな調べは
仲間が生まれた地を想ってか それとも
かごの中を恋しく想うのか
仲間を探して鳴いているのだろうか
榎のそばの車庫の屋根から降りてくることもしばしばの猫たち


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