へい太の日記

2004年02月15日(日) 雪の繭

天上から雪が
舞い降り
降り積もり
見上げてみれば
小さなドームに取り囲まれ 降り固まってゆく
周りの雪が白い繭のよう 覆ってゆく
雪が繭を作ってゆく
街灯が透けて見えている
街頭の雑踏が消えてゆく
立ち止まったまま春を待てばよいのか

背中がむずがゆい
羽が生えて来たのか
できればビクトリアトリバネアゲハみたいな
羽がいい
羽が生えてくるならこんな雪もいいものだ
雪が僕を存在させ
雪が僕を消し去っていく



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