2001年07月17日(火) |
イライラするからってねえ・・・ |
先日、クリニックでの事・・・
いつもより、だいぶ混んでいた。
自分の診察が終わり、久しぶりの○×アンケートを記入しようとした。
気持ちをフラットにするため、しばし深呼吸・・・
そんな矢先、患者のおっさんが、やおらクレームる。
「おれの順番まだかよ! 一時間もいるんだゾ! あとどれだけ掛かるんだ?」
受付の一番たおやかな女性に、ねちねち毒づいている。
↑おいら、ちょっと好き(#’ゝ’#)
カウンターのまん前に、でんん!と座り、大また広げて貧乏ゆすり。
なんでしょうね〜
いい大人が、恥ずかしくないのでしょうか?
おいらは、ぐぅぅ〜〜っと両目を閉じ、うつむいてしまった。
タキオンの飛び交う頭蓋を鎮めようと、懸命に環境ビデオなイメージを掘り起こす
一人のエゴ丸出しによって、待合室の空気が、いっぺんに腐ってしまった。
ところで、そのおっさんのオーラは、おいらの身近な人間と、
そっくりだったのだ。
自分のなかに、その人のDNAが半分入ってると思うだけで、ダークになる・・・
世の中には、客と言う立場を、【特権階級】と、勘違いしている輩がいる。
要求を何でも押し付ける・・・
その場の気分で、いい加減な約束やうんちくを垂れ流す・・・
店員、受け付けも、対等な人間なんだという基本的なことを、忘れている・・・
自分にプライドを持っている人間は、他人に対して謙虚になれる。
自分にコンプレックスを抱えている人間は、他人に卑屈になるか、
尊大な接し方をしてしまう。
人間関係の摩擦って、案外シンプルな問題かもしれないな。
でも、みんながみんな、自分を映す鏡を持っている訳ではない。
自己中は、一生治らないもんだと、いろんなサンプルを観察していて
思うようになった。(自己ディフォルメして行く方が多い。)
帰りの電車の中で、ふとある映像が、フラッシュバックする。
アンケート用のボールペンを、あのおっさんの首筋に、
えいやあ!! と突き立てる。
おっさんは、おいらの顔の前で、両手をネコみたくしゃかしゃか動かしながら、
しだいに赤くなり、青くなり、動かなくなる・・・・・・
受けつけのおねえさんは、おろおろしながらも、心なしか微笑む。
ああぁぁぁぁっーーー!!!
湿度のせいで、基地街の一歩手前まで遠足か?
有刺鉄線の付いたフェンスのあっちには、精神の開放と戻れない杜が
待ちうけてる。
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