郁巳の日記
郁巳



 面白くなって参りました。

朝4時になんてがっかりするメールを開いちゃったんだろう。
考えたくなくて、そのまま突っ伏して寝た。
次に目覚めたのは2時間後。
私の仕事はお昼からだから、まだまだ眠っていられる時間。
もう一度携帯を開く。

あのメールは現実なんだ。。
実際メールが届いたのは1時くらい。
もう数時間ほってあるし、寝てるだろう。
返事書くのもためらわれる。
でも結婚って、もう私がウザくなったから書いた嘘のように思えた。
どうしても書かずにいられなくて、
『結婚は嘘でしょ?本当のこと教えて。』
と書いて送った。
すぐにYに感じていた何か違和感のようなものを思い出してた。
これって言うのは無いけど、なんだかYは一人暮らしのはずなのに、
そういう雰囲気が無かった。
寮みたいなところに暮らしてるって言ってたから、一人暮らしな感じが
しないだけだと思ってたけど、結婚は本当なのかも知れないと思った。
もし本当なら、なかなか家でメールなんてかけないだろうし。
あんなにしようって言ったテレビ電話も、してこない理由がわかる。

どうしても〔本当のこと〕が知りたかった。
私のことがウザくなって、やめたくなったのか。
本当に結婚してるからなのか。
結婚してるとしても、なんで突然「メールしない」と思ったのか。
(私がメールを思ったより請求するから、面倒になったのか)

仕事に出るちょっと前にメールを送った。拒否されてなかった。
『もし結婚が本当なら、メールするの大変だよね。仕方ないよね。
 メールしてこないってことは私のことが嫌になったからだと思ってたけど、
 そうじゃないなら、続けない?返事が来ないのも理由があれば平気だし。
 私もYのこと気に入ってるから、突然終わりなんて嫌なんだよね』

微妙すぎる気持ちだった。
結婚が嘘だって気持ちもまだあった。(希望とまではいかないけど)
7個下のDにキレられたとき同様、相手から一方的に関係を終わらせられるのが
嫌って言う気持ちが一番強かった。
これからも付き合い続けるかどうかじゃなくて、何かまだ言葉が欲しかっただけ。

夕方の休憩まで、返事が来なかった。
結婚してるからってだけなら、まだ返事は来ると思った。
だから返事が来ないってことは、やっぱり私に愛想尽かしただけか?
『やっぱり私のことが嫌いになったんだね。すぐ嫌われちゃうんだ。
 一昨日まで会いたいって話をしてたのに、突然じゃない?
 仕事で落ち込んでもいたから、会って遊びたかったな。』
思いっきり同情を誘うようなメールを書いてみた。
とにかく、返事が欲しかった。
でもやっぱり、怖かった。
送った後、いつもならずっと仕事中も机に携帯を置いておくのに、
バッグから出さず、チェックもしないで居た。
我慢できなくなってふと携帯を見ると、1通受信してた。
ショックを受ける内容だったら仕事に差し支えそうだから、読まなかった。
仕事が終わって、でも周りには人がいて、気が紛れそうなときに開いた。

「結婚は本当なんだ。だから郁巳のこと嫌になったとか全然違う。
 昨日寝てる間に嫁に携帯見られて・・・。結婚告白のメールしろって言われた」

本当なら、『はぁ?』って思わないといけないところだったのに、
なんか笑ってしまった。まだ半信半疑ではあったけど。
『で?もうガードかたいから無理ってこと?』
「無理じゃないよ。俺を罵倒するメールちょうだい。
 それ見せればもう怪しまれないと思うし」
『いいよ。面白いし。あ、子供はいないんだよね?いたらちょっとヤダ。
 だけどYくんと私はまだ何があったわけじゃないしね。。』
「子供はいないし作る気もない。
 何があったとかじゃなく、別の出会いを求めてたことに怒ってた」

・・・甘えてるなーこの男。。奥さんにも私にも。ちゃんとそう思ったよ(笑)。
でもなんだかそれが面白かった。可愛くて、仕方ない。ダメだなぁ。
『不倫に興味ありません。もうメールしないし絶対しないで』
と言うような内容のメールを書いて送った。
「これで安心させられるよ。じゃあもう今日は家帰るからメールしないでね」
プチムカツク(笑)。

もう夜はメールできないんだなぁなんて漠然と考えつつ、また、
初不倫になるのか?本当に付き合い続けるのか?なんて複雑な気持ちで。
ぼーっとPCをいじってた。
突然、電話着信。めったに鳴らない電話。
ふとみると、Yからだった。皮肉なことに初電話だね。
『・・・・・・・もしもし』
「もしもし。まだ帰ってきてなかったから、電話しちゃった。
 ちゃんと謝ったほうがいいと思ったから。」
どっちかと言えば私は、結婚のことよりもこないだのドタキャンのが
むかついています(笑)。
だってドタキャンも嫁に関係してんのかと思ったら、それは全然関係なくて。
やっぱりただただ雨だから外出したくなくなっただけで。
ムキー。
とりあえず複雑な気持ちは変わらず、でも久々に声が聴けて嬉しかったり。
(なんかあの声と喋り方が結構癒される感じなんだよねー←大馬鹿者)

でもうまく話せない。なんか核心を突くようなことは訊けなくて。
こういうところ、ずっと変わってないんだよなぁ、私。

2005年03月16日(水)
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