2008年05月02日(金) |
うそつき・・・日記のはなしver.1 |
そういえば、と思い出したのですが、 小学校で毎日出される日記の宿題がありますよね。 俗に「あのね帳」といいました。 (全国共通かな?)
書き出しが「せんせい、あのね」だからだとか。 そういう気持ちで書いて欲しいという事でしょう。 先生たちの負担は計り知れませんが…
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幼稚園に通っているころに 母が絵日記を書かせたがったようで、 私が何回か書いたノートが実家に残っている。 イモウトのものも一緒に残っていて、 比較すると上手下手がよくわかる。
実は、その当時から私には日記の何たるかが わからなかったように思います。 何を書けばいいのかわからなかった。 今思えば「日記」と「お話」の区別がつかなかったのかな。 日々のつまらない内容なんて書き記すに値しない、 書いてて楽しくない。 読んでも楽しくない。
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そんなわけで、小学校に上がりたてで 「あのね帳」の日記が毎日宿題になったころには、 もう何を書いていいのかさっぱりわからなくて、 私はウソを書き始めました。 毎日の出来事を、日常の範囲で、ちょっとした事件を作って。
私はそれで宿題を済ませていたわけですが。 簡単ではなかったです。 不自然にならないようにと小学生なりに考え考え書いていました。
私がウソを書いている、というのは教師はすぐに気づいたそうで、 所詮そのレベルのばればれなウソだったわけですが。 教師は私には何も言わず、そっとしておいてくれました。 うーん、たぶん親にも言っていないのでは。
悪意もないし、単なる思考の違いでしたから… そうね、放っておいてくれてありがとうございます、 といった感じ。
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