なべて世はこともなし
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2001年07月21日(土) あなた、パンツをはきますか?

その昔、日本で「パンツをはかない健康法」なるものが少しだけ話題になったことがあった。要するにパンツで腰を締め付けると健康によくないからパンツをはかないようにしよう、というもの。覚えてますか?

で、こちらの国では、そんなことが流行る前からずーっと、裸で寝る人間というのが多いようだ。はだかすっぽんぽん。一糸纏わぬ姿で夜眠る。…これがおいらにはできないんだ。

いや、できないと言うのは正確な表現じゃない。出来るんだけどしたくない。大人になって知ったのだが、世の中には男女が(それ以外の例もあるようだがおいらの知らない世界なので省略)主に寝る前にする行為というものがあるようだ。で、困ったことには、この行為、服を脱いですることが多い。で、さらに困ったことには、この行為、部屋を暗くしてすることが多い。で、だらしがないおいらはいつも、脱いだパンツが行方不明になってしまうのだ。

考えて見るとカッコをつけたがるおいら、裸で床をはいつくばってパンツを探す姿というものをいくら、そんな行為の相手であろうと見せたくはない。朝になったら明るくなるから、その時に探そうと、そのまま眠ろうとするのだが、…これがまた変な感じなのだ。

いちおう掛け布団があるから寒くない。明け方に目が覚めるとなぜかいつも掛け布団が相手方によって奪われているのだがそれは当座の問題じゃない。でも、パンツをはかないと何かが違うのだ。極端な話、なぜか漏らしてしまうのではないか…そんな不安にすら駈られる。名誉のために言っておくが、おいらは物心ついて以来そんな粗相を起こしたことはただの一度もない。だけど、パンツをはいて眠ることが当たり前という教育を受けてきたばかりに、パンツをはかないだけでものすごい違和感を覚えるのだ。

で、翻ってこっちの人間。人から聞いたりする範囲では、どうもとりわけ男は裸で眠る人間が多いようだ。で、とあるこっちの人間とひっついた日本人女性がやはりこれが気に入らないらしいのだ。彼女の場合、純粋に「服を着ないで寝るとベッドが早く汚れる!」というのが理由らしい。で、(実はおいらもそうだけど)こっちの人間の多くは朝にシャワーを浴びる傾向があるらしい。…ますますベッドが早く汚れるね。でも彼に、「夜寝る時は、シャワーに浴びるか、服を着て!」とは言えないらしい。ま、彼らは子どもの頃から服を着ないで寝ているらしいし、こういう文化の違いとかは出来るだけ尊重しないとね。

そんな彼女の折衷案、「シャワーを浴びないで寝る時はせめてパンツをはいて!」

おいらの提案、「日本からウォシュレット、持ってきたら?」




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