初日 最新 目次 MAIL HOME


ベイちゃんの日記
ベイちゃん
MAIL
HOME

My追加

2005年05月30日(月)
邦楽 友の輪 @愛知万博

邦楽 友の輪

☆本番の朝

起床予定時刻よりとても早い時刻に目を覚まされたのは、ほぼ昨日と同じ理由だからとりあえずおいといて、
爽やかな目覚めだった。ことにしようとちょっと努力してみた。(汗

ほら、愛知万博(愛・地球博)で演奏する晴れの日ですから。^^;;;

でも、朝ご飯食べながらなおも半分寝ていたのはきっと気のせいじゃないと思う。

朝食後、撤収の準備をし、今日の入構パスを受け取り、ペアレントさんに挨拶して、指定された車に荷物を載せて、、、

出発前に記念撮影。

改めて車に乗り込み、愛知万博の会場へ向けて、さぁ出発!


☆会場は遙か彼方!?

万博八草駅近くの駐車場に車を停め、万博八草駅のコインロッカーに荷物を預け、タクシーに分乗して長久手会場の西ゲートへと向かって貰う。
ホントは万博の公式駐車場に車を停め、シャトルバスを使う予定だった。でも演奏前にバスの1時間待ちとかそんなのはやっぱり避けたい。もう少しアクセス方法をなんとかして欲しいもんである。

途中ふいに運転手さんが声を上げた。
「あっ!」
なんだなんだ?
「スイマセン、今のところを曲がるんでした。」
え゛?
「この先でUターンしますんで、、、」
「メーター止めますね、、、」
ひたすら恐縮そうな運転手さん。
某1氏のところに電話があった。今どの辺か聞かれたのだろうか。
「会場の近くなんだけど、運転手が道間違えちゃって、、、」
某T氏のところにも電話があった
「運転手さんが道間違えちゃって、、、」
運転手さんちょっと可哀相かも。^^;

西ゲート付近で降ろしてもらい、ゲートに向かう。
人・人・人・・・
八草駅のリニモの行列もすごかったが、ここもさすがにものすごい行列である。うちの親はちゃんと間に合うんだろうか、と不安もよぎるが、気にしても何も出来ないので気にしないことにする。m(_ _;)m
今朝受け取ったばかりの入構パスを振りかざし(たりはしてないけど)、関係者用ゲートから入構。進まない長蛇の列を尻目に、普通に歩いて通り抜けるのは、ん〜、ちょっと快感♪
ゲートを入ったところで他のメンバーと落ち合う。八草駅の出発は最後じゃなかったはずなのに、会場到着はやっぱり最後だった。でもタクシー代は一番安かった。(笑

揃ったところで、会場の愛知県館おまつり広場に向かう。先導は何度も会場に足を運んでるとの某S氏。首謀者某S様の看板(違っ)が見える辺りに着くと昼食買い出し班(某某氏、某M氏、某U氏、某M氏の若者(!?)4人組)も買い出しを既に終えて戻って来たところだった。
これだけみてもタクシーがどれだけ(以下略)

にしても、某M&Mコンビ(?)に伺える疲労から、買い出し班がどれだけ走り回ったのか想像出来なくもないが、考えない方がきっと平和なんだろうな。感謝。


☆準備開始

とりあえず、勝手に会場の下見を始める。と言っても外側から見てみるだけだけど。ざっと見てみんなの処に戻ると、会場スタッフからの説明が既に始まっていた。(汗
当初予定では、この後琴屋の到着を待って荷物下ろしが始まるはずだった。ところが既に楽器は全部テント楽屋にあるという。琴柱も既に立てられているという、、、
この琴屋出来るかも。

というわけで、早速会場スタッフに連れられて、テント楽屋に移動。
運動会とかで使うようなあのテントが二つ割り当てられていた。

立奏台の組み立て、調弦、などなど準備が着々と進む。
十七絃用の椅子がいつものピアノ椅子とは違う高さ調節の出来る折りたたみ椅子(とでも言えばよいのだろうか、、、)。ちゃんと組み立てられない某b氏を見て、使う人達にも使い方を教えた方がよいのだろうかと、不安がよぎる。
#後から調弦の隙見つけて簡易講習しますた。

そうそう、某R氏に夢の輪が暗譜でも大丈夫かちゃんと確認しました。
「みんながやるなら頑張ります」
微妙に不安げなのは気付かないふり。(ぉぃぉぃ


☆雨だ!

調弦も終わり、舞台裏の楽屋入りまで時間があるからとくつろいでいたその時、一番畏れていたことが起きた。

誰かが舞台スタッフからの伝言を伝えてきた。
雨が降り始めたので、時間には早いですが、楽器の搬入を開始して構わないそうです!
えぇ〜っ!!?
ポツポツとは言え、確かに降り始めている。

テント楽屋から舞台裏の楽屋までの間には屋根のないところを通らねば辿り着けない。つまり、雨が降ると楽器が大変なことになってしまう。ところが会場スタッフが気を利かせて、雨が降り始めた段階、つまり急げばほとんど濡れないような段階で搬入させてくれたのである。あとからの会場スタッフとのやりとりの中から、チーフ格のスタッフを通してない現場スタッフの判断であったことが推察出来たのは余談だけれど、なおさら有り難い話しである。

そして、そんな余談をする暇もなく、とりあえず片っ端から琴と立奏台を舞台裏へ。


その後もお昼を食べたり、琴屋さんを交えて裏方会議をしたり、尺八の音出しをしたり、無事に親が着いてるか探してみたり、あっという間に時間は過ぎ去った。
この裏方会議では琴屋から有り難い提案が出ていた。出演者はなるたけ演奏に専念できるようにするから、と。そうは言われても裏方専任居ないし、裏方担当の意地もある。と、このときはまだ思っていた。そんな意地がとっても青いのは後から散々思い知らされるわけだが、、、


☆ステージ設営

いざ本番という頃、すっかり雨は上がっていた。日頃の行いだね。^^;

そして時間が来てステージの設営開始。
みるみる立奏台がステージに並んでいく。昨日の転換リハの成果があった、、、わけではない。琴屋が出来すぎるのだ。嬉しい誤算である。
手順無視して自分も負けじと立奏台を並べ始める。(マテ


予定よりかなり早めに一曲目用のステージが概ね出来上がり、残すはマイクセッティングのみとなった。会場スタッフの担当さんと琴屋さんと三人で打ち合わせ。ステージ上で。^^;
ややもすると琴屋さんに仕切られそうになる。一応決定権くらいは出演者側に下さい〜(じたばた
や、客から丸見えのステージ上でじたばたしたりはしてませんが。(客から見えなくてもしませんけども ^^;)
で、決定権貰って何を言ったかというと。一言でまとめれば、
全部お任せします。
何しに出て行ったんじゃい、ってな突っ込みは不可。(逃
だって、会場スタッフが自信満々に任せてくれっていうし、琴屋さんもそれで異存無さそうだったし、、、何より、任せるって事に事前の秘密会議(ぉ?)で落ち着いていたし、、、

とゆわけで、マイクセッティングは舞台スタッフに一任して、マイクテスト。
マイクテスト!?誰が音出すんだ?演奏者は衣装着ちゃってるよ〜。と一人でパニクっていたら、さっさと衣装脱いで出て行ってくれました。にしても随分時間があったもんですな。^^;;;

って、良いのかなぁ、こんなに内幕ばらして、、、(滝汗


まだ尺八組の準備の話しとか(用意したはずの譜面台が無くなってたり(そもそも譜面台の準備の話しも全然してないですが)、待機中に尺八を置く場所が無かったので勝手に使ったり(ぇ)、まぁそれなりに色々とあった)も残ってるけど、そろそろ本番に入ろうっと。

散々引っ張っておきながら本番をさらっと流すと読者の視線がネット越しでも刺さってきそうで怖いですが、緊張していたせいかあまり記憶がありません。日記を書くのが遅いからじゃ、なんて突っ込みは不可の方向で。(逃


1.「ことうた 〜日本の唄〜」水野利彦編曲

舞台袖から見てました。ちょっとだけ。おぉ〜、バックの画面はこう映るのかぁ、、、ぉ、某M氏謹製のスライドの合間には演奏者も。自分も映して貰えるかなぁ〜(わくわく

わくわくしつつ、琴屋さんとちょっと裏方の打ち合わせ。打ち合わせというかお願いというか、、、
三曲目の「夢の輪」は某横浜組の願い叶って(箏だけだけど)暗譜に決まったのは先に書いた通り。でも裏方の人手と手間を考えて、演奏者の後ろに下げて、お客さんから見えなければいっか、ってことで某S様と話しが落ち着いていた。はずだった。ここまででこの琴屋さんとっても使えるとふんだ某B、さらに仕事を振ってみる。
「夢の輪」のときに舞台から箏用の譜面台を8つ全部捌けられませんか?

今月の家訓は「立てる者は○○でも使え、立ってる○は何をか況や」と言ってのけてるだけのことはある。○○を使えるなら琴屋さんなら容易い、、、、、、、とか言ってて良いのか?(激汗

それでも、そんな無茶な注文にも笑顔で答えてくれる琴屋さん。ありがたや〜(-人-)


2.「祭花 1番」吉崎克彦作曲

自分の最初の出番。
楽器と楽譜を持って、ことうたで使っていた尺八用譜面台の高さを変えて(ことうたのみ尺八が椅子で座奏だったので)、位置を調整して、、、る間にマイクセッティング。
琴屋さんといい、舞台スタッフといい、動きが良すぎです。^^;

そう言えば、出だしって誰の合図だっけ?などと考えるすきもなく、演奏開始。ちょっと待って〜、、、なんてお茶目なことはしてませんが、音が出ない…。某\氏がんばって下さい。(マテ
前半は音が出ないよ〜、と一人で悪戦苦闘してました。実は。(苦笑
後半はaccelをどうしても煽りたい人なので(だから煽りすぎだってば)、音が出ない場合と言ってるでは無い。だから、頑張りました。頑張った結果は聞かないで下さい。(涙


3.「夢の輪」沢井比河流作曲

作曲者自ら講習して頂いただけのことがある演奏だった、らしい。
祭花の撤収やって、雪月花の準備してる間に演奏が終わってました。(汗

この曲だけ暗譜でかつ譜面台がなかった理由は全部書いたと思、、、ったら知らないことが。
そもそも何で最初に暗譜指令が出たんでしょう?


4.「雪月花によせて」吉崎克彦作曲

この椅子二つは何?と琴屋さんに聞かれた一品。
この次の曲で尺八の持ち替えがあるから、それ用なんです〜

で、この曲も気付いたら始まっていた気がする。(滝汗

この曲に対する内々のテーマは「万博万歳」
16分の合間のG.P.を数えるのに、みんな心の中で(きっと)叫んでました。「バンパクバンザイ」
16分なのでこれで二拍。^^;

そして気付いたら終わっていた、、、(ぉ


雪月花が終われば残るは本日のメインイベント♪
昨日の日記に書いたのが全てじゃぁない。某S様にしか言ってなかった(そしてちょっとだけしか伝わってなかった)イベントが待っている。\(^o^)/

でもその前に舞台転換。雪月花が終わった途端に、琴の移動に向かった。はずだった。既に半分くらいが琴屋さんに依って移動された後だった。何が起きてるのか理解出来た頃には舞台が出来上がっていた。なじぇ?(ToT
仕方がないので、尺八のセッティング手伝いますた。^^;;;
#昼の裏方会議で「この曲はこうセッティングしたいんですが、すっきりとおさまらなくて、、、うまいこといかないですか。」「やりましょう、任せて下さい」「ありがとうございます。お任せします」なんて会話があったことに気がついたのはもっと後の話し。(爆

いやぁ、ついぞほとんど手出しできないままに全ての舞台転換が終わっちゃいました。ここまで手出し出来ないのは、何年ぶりだろうか。まだまだ未熟ですなぁ。


5.「世界の民謡メドレー1」池上眞吾編曲

そしてさっちゃんさんの華麗なMCも終わり、いよいよ世界の民謡の演奏開始。
あ、一琴の合図を見忘れた。次の合図って十七絃だっけ?十七絃ってどこだ?(ぉぃ
などと一人でパニクってるうちに曲は進む。
あ、げ、尺八もう持ち替え?もうじき(勝手に作った ^^;)「コンドルは飛んでゆく」のソロじゃん、音でないよどうしよ〜(x_x
やっぱりソロじゃなくて良いから某\氏一緒に吹いて〜
と喉まで出掛かったくらいに、おろおろしていたのは内緒です。(爆
#間に尺八置きという名の椅子がなかったらホントに耳打ちしてたかも、、、

でもちゃんと(?)吹きましたです。\(^o^)/

これで残るはメインイベントのみ。(マテ
や、もちろん間の曲もちゃんと吹きましたとも。

そして、最後の「マイムマイム」へのつなぎの一小節。尺八1だけの部分が始まる。今日の昼になって某\氏にお願いした。僕が吹いて無くても気にしないで下さい、と。よくわからないままでも快く了承してくれた某\様ありがとうございました。たったの一小節ですが、何も演奏してませんが、とってもドキドキしてました。長かったです。ホントにやって良いんだろうか。いや、やっぱりやりたい。でも乗ってくれなかったらどうしよう、、、
どんなに長いこと悩んでいたって、曲は進んでいる。つなぎ最後のフェルマータ(三拍)が終わるのに被せて「マイムマイム」が始まる。

パンパンパンパン…

太鼓打ちの習性とは恐ろしい。あれだけ悩んでいたのに、勝手に手を叩き始めていた。頭上高く。
でも躊躇も引きずっていたので、きっと顔は相当引きつっていたに違いない。(爆

お客さんが一瞬で乗って手を叩いてくれた。うちの親もちょっと照れくさそうに手拍子してくれた。みんなで手拍子してくれた。やって良かった。(^o^
そして、横の舞台袖からも手拍子が聞こえてきた。出待ち(謎)のみんなも手拍子してくれた。
#書いててなんか嬉しくて目から、、、

何も知らされていなかった琴群は、なんて乗りの良い客なんだろうと思っていたらしい。(してやったり
ちょっとだけ知っていた某S様は、あれ、もう?エンディングはまだよ〜、と、一瞬だけほんのちょっと焦ったらしい。だからちゃんと「マイムマイム」でやると言ったのに〜 ^^;
何も知らなかった出待ちのみんなは、え?なんでもう手拍子?まさかもう出るの?とハテナが一杯だったらしい。それでも手拍子してくれてありがとうございます。

密かに構想二ヶ月のこの手拍子、実は三月に奈良で初めてこの曲の合奏練習に参加した時、とても楽しかったのでやりたいと思い始めたのでした。もともと仙台で太鼓やってた時もこの手の担当でしたし。^^;
でもメドレーの中には乗りの良い曲と静かな曲と色々あるので、どの辺で乗せようかはずっと悩んでました。悩みつつも、やりたいと某S様に始めて言ったのが一週間前。どこでやるのか自分の中で確定したのが、合奏練習を見ながら手拍子してくれた親子連れを見た時。つまり昨日。さらに本番の「マイムマイム」が始まるまでは、とゆか叩き始めた自分に気付くまでは、ホントにやったものかずっと悩んでたけど、みんなが手拍子してくれて、みんな驚きつつも喜んでくれて、そして何より会場も一体となってくれて、やって良かったです。\(ToT)/

そして繰り返しの後(二回目)に入るテヌート(ゆっくりになるところ)もお客さん達もみんなちゃんと(?)乗り切ってくれて、無事エンディングに突入。そして演奏終了。。。と思わせといて、三度目の「マイムマイム」。ってか間が一拍しかないのになぜ拍手が入る。^^;;;
ようやく緊張の解けた自分もいまさらノリノリ。(^o^/
そして、手拍子を打ちながら、袖から二列で出てくる世界の民謡以外の演奏者達。実はみんなが信じていた手拍子が始まるタイミングはここでした。そして何も知らなかったのに、袖で初めて知ってそのまま急遽二列に揃えてくれた某m氏、グッジョブ。
本日の演奏者が出揃ったところで、昨日あれだけ揃わなかった最後の最後もピタッと決まり、本日の演奏が全て終了。